今回は、アニメ犬夜叉を観た方で
誰もが「犬夜叉は桔梗とかごめ、どちらが好きなの?」と疑問に思うことでしょう。
考察をまとめました。
ストーリー的には
アニメの描写的にも断定はしていません。
そして桔梗が亡くなってしまうことから、かごめだけが生き残ることになりました。
そのため、犬夜叉は途中で、「かごめ」しか選択肢がなくなったわけです。
桔梗とのストーリーは進めることができないからです。
しかし、特に桔梗の回想シーンなどは描写されていないため、桔梗のことは吹っ切れた可能性があります。(アニメ的に描いていないだけかもしれないけど)
したがって、ストーリー的には、犬夜叉は「かごめ」を選択したことになります。(かごめしか選択できない状況でもあります)
しかし、描写を細かく追っていくと、どうでしょう?
桔梗が生きている頃で比較すると、桔梗
そのため、「桔梗とかごめが双方生きている状態」でしか、犬夜叉の言動で比較できません。
2人が生きている状態で比較してみると、次のことが分かります。
・かごめと桔梗がいる状態なのに、犬夜叉の桔梗への回想シーンが多い
・犬夜叉は、かごめの前でも桔梗のことを心配しているシーンが多い
・犬夜叉は、桔梗の前ではかごめの心配をしているシーンがない
・かごめが隣にいるのに、桔梗に何か問題が発生するとすぐに駆けつける
・かごめがいる状況で(かごめは聞こえないし見えないけど)、桔梗の亡くなる寸前に、泣きながら「お前は俺が生まれて初めて好きになった大切な女だ。それなのに何にもしれやれなかった。俺はお前を救えなかった。」と言い、キスする
では考えてみましょう。
これらの言動は、かごめが好きだったとしたら、できるでしょうか?
迷っているのかもしれませんが、かごめがの方が好きであればこのような態度は到底取れないと思えます。
しかし、かごめはいつも一緒にいれるから、貴重性という観点から、桔梗に何かあった時にすぐに駆けつけるのは仕方がないとも捉えられます。
ちなみに、桔梗の最期の感動シーンはこちらのYoutubeで観れます。
まだまだ物語は続くのに、犬夜叉の最終回かというくらい絵や音楽に凝っていることが分かります。
通常時の絵と比較しても、夕焼けが血のように描かれていたり、星空のオーロラが他の絵と比較してクオリティが高かったり、とても繊細に描写されていることからも、
作者がこのシーンを大切にしていることが伝わってきます。
また、浜崎あゆみのDearestの曲がマッチしています。
そしてこの曲の歌詞も、最期のシーンやストーリーにピッタリです。
まるで、犬夜叉のこの桔梗のシーンのために作られた曲なのかと思えるくらい、ピッタリですね。
桔梗・かごめのそれぞれの立場になって考えてみる
しかし、自分がかごめだったら、桔梗だったら、とそれぞれの立場になって考えてみると、桔梗の方が好きなのかなと感じます。
それぞれの立場になった時の感じ方は次の通りです。
桔梗「犬夜叉は私のことが好きだったのに、最近はかごめのことも気になっているのかな」
かごめ「犬夜叉の行動はは桔梗を最優先にしていると捉えられるし、私じゃ桔梗に勝てない」
私だったらこのように捉えます。
なぜなら、犬夜叉の桔梗への対応がかごめの対応と違うからです。
かごめの方が、仲間意識のような捉え方をしていると感じられます。
皆様が、桔梗・かごめだったら、どのように感じるでしょうか?
結論:かごめにも気はあったが、本命は桔梗だった
桔梗の最期のシーンでも、犬夜叉はかごめを気になっているのかな?と考えられる言葉があります。
それは、「お前は俺が生まれて初めて好きになった大切な女だ。それなのに何にもしれやれなかった。俺はお前を救えなかった。」と述べています。
初めて好きになったということは、2番目がいるってこと????
桔梗だけが好きだった場合、つまり2番目がいなければ、この発言にはならなくないですか?
そのため、生きている頃の比較の言動からは桔梗が本命だったと考えられますが、
実質犬夜叉は両方好きだった可能性があります。
ストーリー的に
ストーリー的には、「桔梗は過去」「かごめは未来」(そして性格もほぼ真逆)と、対照的に描かれています。
そして、一緒にいる犬夜叉も、対照的に描かれています。
桔梗といる時は、(桔梗が既に亡霊だということもあるけど)悲しく切なそうで、大人な犬夜叉の対応が伺えます。
それに対し、かごめいる時は、無邪気に明るく、子供っぽい犬夜叉の対応が伺えます。
非常に対照的なのです。
まとめ
桔梗が生きていたら、またストーリーが変わっていたかもしれませんね。
生きてない今は推測でしかありませんし、視聴者によっても捉え方は異なると思います。
しかし、犬夜叉全体の物語が、未来から過去にタイムトリップするという流れになっているため、
過去と未来が大きな枠組みとしてあります。
そのため、作者からすると、どちらが本命なのかというより、過去と未来を対照的に描きたかったのかもしれませんね。
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