株式会社における【 新株発行(増資)の手続き・処理 】まとめ

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今回は、「新株発行(増資)の手続き・処理」について解説します。

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新株発行(増資)の手続き

取締役会で新株の発行(増資)が決定した後、株主の募集・株式の申し込み・株式の割り当ての流れを経て、払込期日の到来とともに増資の会計処理をします。


流れは具体的には下の通りです。

①株主の募集

取締役会で新株の発行を決定したら、発行する株式するなどを広告して株主を募集します。

②株式の申し込み

株主は応募し、申し込み証拠金を添えて申し込みをします。

③株式の割り当て

申し込み期日(株式申し込み期限)がきたら、会社はその株主に割り当てる株数を決定します。

当選した株主は株式を割り当てますが、当選からもれた株主にあ申込証拠金を返します。

④払込期日の到来

株式を割り当てられた株主は、払込期日(株式代金の支払期限)までに、株式代金(申し込み証拠金を超える金額)を会社に払い込みます。

ここで増資の手続きが完了するため、会社では増資の処理をします。

日本では、株式代金の全額が申し込み証拠金として支払われるため、払込期日というものの、実際には払込はあまり行われません。


関連記事→株式投資における【 新株予約権とは 】分かりやすく解説

新株発行(増資の処理)

会社は追う仕込み証拠金を受け取った時と、払込期日が到来した時に会計処理をします。

申込証拠金を受け取った時

株式の申込者から申し込みがあり、申込証拠金を受け取った時は、株式申込証拠金(純資産)として処理します。

この時受け取った現金・預金は、会社の資産である現金(資産)・当座預金(資産)とは区別し、別段預金(資産)として処理します。

払込期日が到来した時

払込期日が到来したら、株式申込証拠金(純資産)を資本金(純資産)に振り替えます。

別段預金(資産)を当座預金(資産)などに振り替えます。

まとめ

株式投資では、決算を読み込むために簿記の知識もあると優位になります。

今後も決算を読み解いていきましょう。


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