今回は、仮想通貨「Trust Wallet Token」(TWT)について解説します。
Trust Wallet Token(TWT)とは・創設者・特徴・供給量・上場している仮想通貨取引所・投資における将来性、の順で説明していきます。
Trust Wallet Token(TWT)とは
Trust Wallet Tokenとは、Trust Walletユーザーに幅広いインセンティブを提供するBEP-20ユーティリティトークンです。
※ユーティリティトークンとは→仮想通貨における【 ユーティリティトークンとは 】分かりやすく解説
Trust Wallet自体は、Ethereum・Binance・TROnブロックチェーンのトークンに加えて、人気のある数十のネイティブ資産をサポートするモバイル仮想通貨ウォレットです。
TWTトークンの所有者は、アプリ内仮想通貨購入の割引や分散型取引所(DEX)サービスの使用など、Trust Walletを使用する際はさまざまな恩恵を受ける事ができます。
TWTトークン保有者は、Trust Walletのガバナンスに参加する事ができます。
そして更新提案に投票する事ができます。
そのためアプリの開発を形成することに役立ちます。
Trust Wallet Tokenは当初、バイナンスチェーン上のBEP-2資産として開始されました。
しかし2020年にBinance スマートチェーンでBEP-20トークンとして再開されました。
Trust Walletの公式ホームページはこちらです。
創設者
Trust Walletは2017年にViktor Radchenko氏によって設立されました。
カリフォルニア州マウンテンビューに活動拠点を置くRadchenko氏は、以前は複数のテック会社で開発・エンジニアリングを担当していました。
そして2013年にTrucker Pathを共同設立しました。
この会社は、トラック運転手や物流会社に最も人気のあるアプリの1つです。
Radchenko氏は、アプリストアにはEthereumとERC-20トークン用のオープンソースウォレットがないことを知った際に、モバイル仮想通貨ウォレット業界に着目しました。
プラットフォームは、2018年にBinanceni非公開の金額で買収されましたが、Radchenko氏はBinanceチームの一員としてプラットフォーム上で現在も活躍されています。
チームの全メンバーは公開されていません。
しかし20人以上の個人で構成されていることが分かっています。
その多くはBinancedemo役割を兼任されています。
Trust Wallet Tokenの特徴
ユーティリティトークン
Trust Wallet Tokenは、Trust Walletモバイルアプリのユーザーに付加的な価値を提供するように設計されたユーティリティトークンです。
※仮想通貨における【 ユーティリティトークンとは 】分かりやすく解説
Trust Walletエコシステムの外部にはユーティリティはありません。
しかしBEP-20資産としてTWTはBinanceスマートチェーン資産をサポートするウォレットに転送することができます。
他の資産と交換したり、サービスの支払いに使用することができます。
また、Trust Walletの開発に関する議決権やガバナンス(詳細→仮想通貨における【 ガバナンストークンとは 】詳細まで分かりやすく解説)を付与し、割引されたDEX取引やアプリ内購入にも利用できるため、TWTは冬季的な手段として独自の価値を開発しています。
TWTはスマートコントラクトと分散型アプリケーション用に設計された高性能のブロックチェーン(DApps)であるBinanceスマートチェーン(BSC)でローンチした最初のトークンの1つでした。
その結果、TWTは非常に低い手数料と秒の取引実行を達成できています。
PoS
Binance Smart Chainに基づき、Proof of Stake(PoS)コンセンサスメカニズムを採用しています。
※仮想通貨における【 PoW・PoSの違い 】どちらが良い?
51%攻撃(詳細→【 51%攻撃とは 】仕組み・リスクまで解説)やSybil攻撃(詳細→【 Sybil攻撃とは 】仕組みまで解説)などのさまざまな潜在的な脅威からネットワークを保護しています。
また、Binanceが運営する寛大なバグバウンティプログラムによっても保護されています。
Binance チェーンとそのコアスマートコントラクトとの脆弱性を発見した人に、BNBで最大10,000ドルが支払われます。
※スマートコントラクトとは→【 スマートコントラクトとは 】Defi
また、BEP-20資産としてのTWTは、管理するために使用されるウォレットソフトウェアの安全性によって保護されます。
Trust Walletの場合、パスコードのセキュリティロックと12ワードの回復フレーズが含まれます。
上場している仮想通貨取引所
Trust Wallet Tokenは、中央集権型・分散型の両方の取引所に上場しています。
例えば次の仮想通貨取引所です。
・Binance
・KuCoin
・Gate.io
供給量
Binance Smart Chainへの移行の一環として、元のTWTトークン供給の99%が償却され、新しい最大供給量は10億TWTに設定されました。
Trust Walletユーザーは以下のタスクをクリアsルウとTWTトークンを獲得できます。
・紹介キャンペーンに参加
・クイズに答える
・アプリ内でタスクを完了
TWTトークンの供給量の割合は次の通りです。
・40%:ユーザー獲得
・15%:Trust Walletコミュニティ
・30%:留保
・15%:開発者
投資における将来性・まとめ
トラストウォレットトークンは、モバイル仮想通貨ウォレットのユーティリティトークンです。
Biananceは、ユーティリティトークンとして外部からの使用用途も年々増加させていき、それにつれて価値も上がっています。
しかし、トラストウォレットトークンは上記にもあるように、外部での使用用途はありません。
となると、トラストウォレット内でのユーザーが増加しない限り、ユーティリティは増加していきません。
そのため、価格を上げるには難しい仮想通貨になります。(相場によって上下はすると考えられますが、単体での上昇は厳しい状態です。)
しかし外部での使用用途も増加していくと、このトークンの価値も上がる可能性もあります。
そのため、トラストウォレットの動向も確認する必要があります。
また、トラストウォレットに関しても、現在さまざまな仮想通貨モバイルウォレットが増加して生きているため(メタマスクやファントムウォレットなど)、その仮想通貨モバイルウォレットの競合の様子も把握する必要があります。
最近のコメント