今回は、仮想通貨「THORChain」(RUNE)について解説します。
歴史・特徴・投資における将来性の順で説明します。
THORChain(RUNE)とは
THORChain(RUNE)とは、分散型流動性プロトコル上の仮想通貨です。
THORChainのエコシステムの基本通貨として使用されています。
THOEChainのシビル攻撃耐性メカニズムの一環として、プラットフォームのガバナンスとセキュリティにも使用されます。
ユーザーは資産の完全な管理権を失うことなく、様々なネットワークで仮想通貨資産を交換することができます。
THORChainは流動性調達のため取引板に頼る必要はありません。
代わりに、市場価格はプール内の資産の比率によって維持されます。
つまり自動マーケットメーカーです。詳細→仮想通貨における【 自動マーケットメーカー(AMM)とは 】分かりやすく解説/代表例Uniswap
THORChainノードは、コンセンサスプロセスに参加するために最低100万TUNEをコミットする必要があります。
THORChainの公式ホームページはこちらです。
THORChainの歴史
プラットフォームにCEO・創設者・取締役は存在しません。
代わりに、プラットフォームの開発はGitlabを通じて編成されています。
そして現在プロジェクトに取り組んでいるほとんどの人が、プロジェクトの保護・分散化ために匿名にしています。
THORChainは、2019年にBinance DEX経由でローンチされた初期DEXオファリング(IDO)から資金提供を受けました。
IDOとは→【 IDO(イニシャル・デックス・オファリング)とは 】他のオファリング方法との違い・メリット・デメリットについても解説
メインネットは2021年に開始されました。
THORChainの特徴
自動マーケットメーカーにて流動性の保証
上記でも述べたようにTHORChainは自動マーケットメーカーを実装しています。
詳細→仮想通貨における【 自動マーケットメーカー(AMM)とは 】分かりやすく解説/代表例Uniswap
THORChainは、独自のシステムを用いて変動損失・流動性プロバイダーが流動性プールに貢献する際に発生する一時的な損失の問題を軽減しています。
スリップベースの手数料を使用することにより、流動性を保証しています。
仕様を簡易化
THORChainは、ワンウェイステートペッグ・ステートマシン・Bifost著名モジュール・TSSプロトコルなどの様々な新しいテクノロジーを組み合わせて、チェーン間のトークンスワップを簡易化させています。
これらが表に全て出ないため初心者のトレーダーでも気軽にアクセスできる仕様になっています。
営利目的ではない
プラットフォームは営利目的ではありません。
プロトコルによって生成された全ての手数料はユーザーに充てられ、チームへの支給はありません。
その代わり、チームは他のユーザーと同じようにRUNEを保有するだけで報酬を受け取ることができます。
RUNEは現在、Binanceチェーン(BEP-2トークン)・Ethereumチェーン(ERC-20トークン)などのブロックチェーンで利用することができます。
投資における将来性・まとめ
営利目的ではないため分散化されており、手数料もトークン保有者に配布されるシステムがなんとも仮想通貨といった感じですね。
自動マーケットメーカーが主流になる時代が既にきていますね。
このシステムを開発した人は凄いなと感銘を受けました。
しかしAMMとしてUniswapなどが頻繁に使用されているため、競合が多く存在することも事実です。
どのAMMが最も使用されるようになるか見極める必要があります。
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