今回は、仮想通貨「SLP」について解説します。
SLPとは
SLPとは、仮想通貨Smooth Love Potion(スムースラブポーション)の略称です。
Axie Infinityというブロックチェーンゲーム(Play to earn:【 BCG(稼げるゲーム)の確定申告方法・注意点 】実際に税理士さんに聞いたこと)の報酬としてのコインとして配布されています。
また、アクシーインフィニティの主要シンボルは「Axie Infinity(AXS)」という仮想通貨です。
こちらも報酬として使われることはありますが、ゲーム報酬のメインはSLPになります。
そしてAXSはガバナンスとしての役割が大きいです。
詳細→仮想通貨における【 ガバナンストークンとは 】詳細まで分かりやすく解説
Axie Infinityの公式ホームページはこちらです。
SLPの機能・性能
ERC-20
SLPは、ERC-20のトークンです。
RONのネットワークで入出金することもできます。
ゲームの報酬
アクシーインフィニティの対人ゲームのバトルに勝利すると、報酬としてSLPを獲得することができます。
その他でSLPが獲得されることは現時点ではありません。
供給
SLPの供給量に制限はありません。
そのため供給は無限です。
2021年の年末の時点で、市場に流通しているSLPは30億を超えています。
しかしゲームがアップデートされ、アリーナやデイリークエストにて獲得できるSLPが廃止されたため、市場に出回るSLPの量は以前よりは少なくなります。
これはSLP価格暴落の対策として運営側が企画した内容です。→アクシーインフィニティ【 SLP価格暴落の原因 】解決策は?
バーン
アクシーインフィニティでは、NFTのアクシーをブリード(繁殖)させることができます。
ブリードには、AXSとSLPの消費が必要です。
そのブリードに用いたAXSとSLPが永久にバーンされます。
しかしマーケットでアクシーがあまり高く売れなかったりするとブリードが頻繁に行われないこともあるため、マーケット売却されているアクシーの価格にも影響されます。
そのためバーンされてSLPの価格が上昇するためには、たくさんブリードされる必要があるのです。
SLPが上場している仮想通貨取引所
SLPが上場している仮想通貨は複数あり、下記の通りです。
・Binance
・FTX(詳細→仮想通貨【 FTX Tokenとは 】分かりやすく解説)
・Gaye.io
・KuCoin
アクシーインフィニティはスカラーシップもあり多くのユーザーが使用しているため、上場している仮想通貨取引所が多いですね。
また、アクシーインフィニティ独自のRONのウォレット(Katana)やブロックチェーンを使用することで手数料も安くすみ、利確時も便利ですね。
RONとは→【 RONの受け取り方 】ステーキング報酬を発生させる方法
将来性・まとめ
BCG報酬コインは比較的価格が全値戻ししたり長期的に上がりにくい傾向があります。
なぜなら、売られる前提だからです。
特にアクシーインフィニティはスカラーシップと言って、発展途上国の人々が生活費としてSLPを獲得して毎月売却しています。
そのため社会的には素晴らしいシステムですが、売られる前提仮想通貨のため価格が上がりにくいということは事実です。
また、バーンシステムがブリードのみということになるため、アクシーインフィニティのマーケットプレイス次第という、バーンが一定でないことも価格が不安定になる理由として挙げられます。
※AXSはSLPと違って売られる前提ではないため異なる性質を持っています。
しかしスカラーシップで助かっている人々のことも考えると、発展していってほしいですね。
ただしスカラーシップのマネージャー側が損失ばかりでるシステムでは長くは発展していきません。
そしてSLPの価格が暴落しないような対策がなされると安心してゲームできるためそれを待ちたいですね。
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