今回は、仮想通貨「Nexo」（NEXO）について解説します。
Nexoとは・創設者・特徴・供給量・投資における将来性の順で説明します。
Nexo（NEXO）とは
Nexoは、ブロックチェーンベースのレンディングプラットフォーム上の仮想通貨です。
NEXOはネイティブトークンです。
そのネイティブトークンであるNEXOは、イーサリアムブロックチェーン上で発行されたERC-20トークンです。
このプロジェクトは、2017年に発表されました。
そして2018年にはローンチされました。
ユーザーに仮想通貨担保のローンを即座に提供しています。
ユーザーは、ビットコインやイーサリアムなどの受け入れ可能な様々なトークンを担保として預け、フィアット通貨またはステーブルコインとして融資を受けることができます。
具体的には、NEXOをプラットフォームにロックすると、ユーザーのローンに蓄積された利息に対する割引や、預けた資金に対する利息の支払いを受けれるなどのメリットがあります。
Nexoの創設者
Nexoは金融の専門家と仮想通貨愛好家のチームによって設立されました。
彼らは、ブロックチェーンを利用して、従来の金融では十分に確立されていても、デジタル金融にこれまで存在しなかったサービス、つまり所有権を維持したまま資産の価値を借り入れるサービスに相当する仮想通貨を作りました。
2018年、チームはNexoプラットフォームを立ち上げ、デジタル資産保有者が自分の仮想通貨を担保にフィアットやステーブルコインの融資を受け取ることができる世界初の仮想通貨クレジットラインを提供し、ニッチな仮想通貨の基礎を築きました。
Nexoの背後にいる集団は、非暗号化融資・投資銀行・M&A・ヘッジファンドなどの金融サービスにおいて、合計30年以上の経験を持っています。
共同設立者兼マネージングパートナーのAntoni Trenchev氏は、更に金融法・KYC・AMLソリューションでの経験を元に、プロジェクトに貢献しています。
Nexo社のリーダーシップとして活動してきたTrenchev氏は、ブロックチェーンや仮想通貨の普及を提唱してきた実績があります。
特に2015年から2017年までブルガアの国民議会で議員を務め、電子政府サービスへのブロックチェーンソリューションの導入を推進しました。
他にも、Bloomberg・The Independent・CNBC等の主要メディアで仮想通貨やデジタル金融関連の時事問題について頻繁にコメントしてきました。
Nexoは現在、200以上の国や地域で100万人以上のユーザーにサービスを提供し、40億ドル以上の資産を管理しています。
現在、従業員は150名で、経営陣はロンドンに拠点を置いています。
Nexoの特徴
レンディングプラットフォーム
Nexoは、仮想通貨を担保としたインスタントローンを提供する世界初のプロバイダーであり、融資市場の非効率性を解決することを意図しています。
その自動融資プロセスでは、スマートコントラクトをオラクルを、イーサリアムブロックチェーン上で使用し、融資を管理しています。
ユーザーがNexoが管理するウォレットに仮想通貨を送金すると、オラクル（詳細→仮想通貨における【 オラクルとは 】特徴まで分かりやすく解説）が融資を成立させ、ユーザーは即座に資金を割り当てられます。
ユーザーがローンを返済するために入金すると、オラクルが融資を成立させ、ユーザーは即座に資金を割り当てられます。
ユーザーがローンを返済するために入金すると、オラクルは仮想通貨を返し、ブロックチェーンに取引を記録します。
スマートコントラクトは、Nexoの電力供給とユーザーの残高の記録に使用されています。
流動性の預かり・コンサルティングサービス
Nexoは個人投資家・機関投資家・仮想通貨企業・取引所・マイナーなど、資産から流動性を求める人を対象に販売されています。
また、貸付金に蓄積された利息で利益を得ており、機関投資家向けの融資やコンサルティングサービスも提供しています。
更に、Nexoはプラットフォームを使い続け、NEXOへの投資を続けてくれる顧客のユーザーベースを構築することを目指しています。
そのため、NEXOを口座に入れている人にはローンの金利を優遇したり、貯金の利回りを高めたりするロイヤリティ・プログラムを発表しました。
Nexo社は、利益の30％をNEXOトークン保有者に配当金として分配しています。
Ethash Proof of Work
オンチェーンのNEXO取引は、Ethash Proof of Workコンセンサスアルゴリズムを用いています。
イーサリアムのメインネットで検証され、安全に行われることを意味します。
マイナー同士が競って新しいブロックをブロックチェーンに追加し、ネットワーク内の全ノードの過半数が記録を検証しなければ取引は実行されません。
監査
ローンチと同時に、Nexoはそのトークンが完全に監査されているということを報告しました。
スマートコントラクトは、Cestillo Networkが独立して監査を行い、重要なセキュリティ問題は発見されませんでした。
Nexoは民間企業であるため、ネットワークとユーザーの資金のセキュリティに責任を負っています。
Nexoは、そのデジタル資産を1億ドルの保険でカバーされている仮想通貨カストディ案であるBitGoのコールド・ストレージ・ウォレットを保管しています。
2019年11月にRINAとConsortium for IT Software Qualityから監査を受け、ISO /IEC 27001：2013の認証を取得しました。
NEXOの供給量
NEXOには10億トークンの固定供給量が定められています。
供給量は次の方法で割り当てられました。
・当社の当座貸越資金準備のため2億5,000万NEXO（25％）、6ヶ月のクリフを伴う12ヶ月の権利確定期間がある
・創設者及びチームに1億1,250万NEXO（11.25％）、48ヶ月に渡る四半期ごとの権利確定期間を経ている
・6,000万円のNEXO（6％）をコミュニティ構築とエアドロップキャンペーンに使用、18ヶ月間に渡る四半期ごとの権利確定期間がある
・アドバイザー・法務費用・マーケティングのために5250万NEXO（5.25％）、12ヶ月の権利確定期間がある
・5億2500万のNEXO（52.5％）を投資家に売却
Nexoは当初、パブリックプレセールとメインのトークンセールの公開を予定していましたが、プライベートセールへの投資家の関心が圧倒定期に高かったため、その後、パブリックセールを中止しました。
2020年10月には、トークノミクス（詳細→仮想通貨【 トークノミクス（＝トークンエコノミー＝トケノミクス）とは 】分かりやすく解説）を推進し、NEXOの価値を高めていくためネクソノミクスの取り組みを開始したことを発表しました。
その後、1200万ドル相当のNEXOを買い戻すことを公開しました。
NEXOの購入方法
NEXOは、下記の仮想通貨取引所に上場しています。
・Houbi Global
・UPEX
・Hoo
・Bitrue
投資における将来性・まとめ
レンディングプラットフォームが特徴のNexoです。
運営がいるためDEXでなくCEXですね。
しかしこれらの特徴は他の仮想通貨も多く取り入れているため、競合が多く存在していることも事実です。
そのためNexoでなければならない理由が強固にあると良いですね。
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