今回は、イーロンマスクさんによるミームコインの「Doge Coin」(ドージコイン)について解説します。
ドージコインは、イーロンマスクさんがTeslaの決済で採用すると発表した等、2021年に価格が急騰しています。
ボラティリティも大きいしミームコインとしての知名度が高いですが、実際にドージコインはどのような機能を保有しているのでしょうか?
なぜテスラの決済に採用されると発表されたのでしょうか?
実態に迫ります。
Doge Coinとは
Doge Coin(ドージコイン)とは、アメリカのビリー・マーカス氏によってつくられました。
ビットコインが模倣されてつくられているため、機能はビットコインとほぼ同様です。
しかしビットコインより処理速度が10倍速いです。
そのためマイニングにかかる電気量もビットコインより10倍環境に良いということです。
そして、ビットコインは発行上限が決まっているのにも関わらず、ドージコインは発行上限が決まっておらず、今後も増加していきます。
ミームコインになった背景
ミームとは→【 ミーム銘柄とは 】分かりやすく解説
イーロンマスク氏が、テスラの決済にドージコインを採用すると発表してから、価格と時価総額が急上昇しました。
それまでは、ドージコインは時価総額も小さく、あまり目立たない仮想通貨でしたが、イーロンマスク氏の発言により大きく注目されるようになりました。
2021年では、時価総額トップ10前後にまでのぼり、時価総額も2兆円を超えています。
特徴
上記の特徴をまとめます。
処理速度が速い
処理速度はビットコインの約10倍で、1分で処理できます。
そのためビットコインと比較すると環境に良いです。
しかしPOWと比較するとPOWの方が環境に良い分かります。
→仮想通貨における【 POW・POSの違い 】どちらが良い?
発行数量に上限がない
ドージコインには発行数量に上限がないため、今後も数量は増え続けます。
そして発行数量に上限に上限がないということは、Doge Coin自体の価格が上がりにくいということです。
手数料が安い
ドージコインは手数料が安いことも特徴です。
送金手数料には1SOGE必要です。
しかしその手数料は16円程度です。(2022年2月時点ではこの価格です。その時の価格をご確認ください。)
イーサリアムはスケーラビリティを理由に手数料が高くて5,000円だったりする時もあるため、その差は一目瞭然です。
スケーラビリティとは→仮想通貨における【 スケーラビリティ問題とは 】分かりやすく解説
その手数料の安さに、海外ではチップとして支払われることも多いです。
また、寄付として用いられることもあります。
マーケットが存在
ドージコインには、「Doge Market」というマーケットが存在しています。
このドージマーケットでは、物などが売買できます。
まとめ
ドージコインは、発行上限が決まっておらず価格が上がりにくいため、長期保有する場合は価格が下落してしまう可能性が高いです。
また、ビットコインと比較すると機能は良いですが、POSよりはPOWの方が環境に良いため、POWよりは優位ではありません。
しかし短期間の保有でチップなどで使用するには手数料的にちょうど良いかもしれません。
中長期投資向けではないですね。
ただし、ミームコインとしてイーロンマスク氏の発言などで売買するトレード用のコインとしては最適だと考えられます。(ボラティリティが大きいため)
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