今回は分散型金融での仮想通貨マイニングについて説明します。
1.マイニングとは
2.マイナーとは
3.マイニングのハッキング防止システム
4.マイニングによる報酬を受け取る方法
5.マイニングの難易度
音声バージョンはこちらをお聞きくださいませ。
マイニングとは
仮想通貨のマイニングとは、「取引データを承認する作業」のことです。
その作業に対する報酬は、新しい仮想通貨で支払われます。
現在仮想通貨は、時価総額が1兆ドル(2021年2月現在)を超えています。
法定通貨のランキングで14位になり、ロシアの法定通貨を超えました。
これは、法定通貨より取引量が多いということを意味しています。
先ほどのマイニングつまり「取引データを承認する作業」とは具体的には下記です。
トランザクション(仮想通貨の個々の取引データ)をまとめて1つのブロックを作ります。
このブロックには、「個人の名前(アドレス)」「時間」「量」のデータが暗号化されて書き込まれています。
その取引情報を第三者が確認して承認しています。
マイニングにより、送金取引を承認したマイナーに報酬が支払われます。
マイナーとは
仮想通貨のマイニングを行っている人をマイナー(Miner)と言います。
マイナーは、例えばビットコインの場合は、約10分毎にその10分間で行われた送金取引を確認し、承認しているのです。
マイニングにより高額な報酬を受け取ることができるため、マイナーは世界中に沢山います。
マイニングのハッキング防止システム
ブロックチェーン技術で使われているのは、一方向ハッシュ関数です。
一方向ハッシュ関数では、ハッシュ関数にあるデータを入力すると、値や長さのことなるハッシュ値がつくられます。
ハッシュ値は、入力となるデータが1文字でも異なると全く違う値を示し、一度ハッシュ化されたデータは元に戻せないものです。
一方公ハッシュ関数は実際、検索の光束かやデータ比較処理の高速化等でも使用されています。
1でのマイニングを行っているのはマイナーです。
マイニングでは大量の計算機資源が必要になり、改ざんというするより正直にマイニングしたほうが稼げるシステムになっているため、改ざんが起きていません。
マイニングによる報酬を受け取る方法
新しいブロックを生成したマイナーが、マイニングの報酬を受け取ることができます。
つまり、マイニング作業を一番早く終わらせる人のみ受け取ることができるのです。
しかし、ブロックの生成に必要な数値を見つけるための作業には大量の計算が必要で、とても確率が低いです。
マイナーは、高性能な専用ハードウェアを大量に用意してマイニングを行っています。
専用ハードウェアを大量に稼働させるための電力や冷却するための設備、非常用のバックアップ電源など、充実した設備を準備してマイニングをしています。
電力が安い中国や、気温が低いアイスランドなど北欧の国で大規模に事業を展開する企業もあり、マイニング工場などと呼ばれることもあります。
マイニングの難易度
マイニングには、個人のパソコンやスマホでも参加することはできますが、報酬を受け取るの難易度が高いです。
ビットコインが発行された当初はマイニングの存在も広く知られておらず、マイナーが少なかったため個人のパソコンを使ってマイニングしても、他のマイナーとの競争に勝つこともできていました。
しかし仮想通貨の認知度が高まるに連れて価格が大きく上昇したことにより、変化しました。
世界中の多くのマイナーがマイニングに参加し、最新のコンピュータを大量に稼働させるようになりました。
そのため個人が自宅のパソコンで戦いを挑んでもほぼ勝つことができません。
これからマイニングをやるより仮想通貨で売買した方がより確実に稼ぐことができます。
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