今回は、ビジネスにおける「シナジー効果」について解説します。
シナジー効果とは
シナジーとは、相乗作用・相乗効果という意味です。
2つ以上のもの同士が互いに影響を及ぼし合い、効果を発揮することです。
ビジネスにおけるシナジー効果とは
シナジー効果とは、企業間同士の活動による相乗効果のことです。具体的には、手法として、M &A・提携などを行うことです。
経営者は、シナジー効果として下記の期待をしています。
・余剰の労働力・機材の出ない、新しいビジネスを始める際、最初から育てなくて済む
・技術・技能を所有する会社も転用し、利用範囲を拡大させることができる
・権利をお互いに使えるようになる
科学の分野では、例えば複数の薬剤を組み合わせて使用することで新たな効果を生み出すことをシナジーとも言います。
スポーツでもチームメンバーの特性をうまくポジションや戦略を生かし合う際にもシナジーと言います。
ビジネスにおけるシナジー効果とは、企業内の部署同士(例えば開発と営業)での協働や、企業間の提携・協業によって得られる効果のことです。
それまで機能文化により別れていた部署同士がプロジェクトで協働することで、それぞれの知見やノウハウを提供し合い、単一部署の中では生まれにくかったアイデアが生まれ、それを実現できる可能性が高まります。
また、企業間では、類似事業での業務提携や資本提供、M&Aなどで新たな商品開発やコストの削減が実現したり、異なる事業同士が協業することで、それまで開拓できていなかった市場へ進出できることが見込めます。
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