今回は、決算書の貸借対照表における「棚卸資産」について解説します。
棚卸資産とは
棚卸資産とは、在庫のことです。
具体的には、企業が販売する際の一時的に保有している商品・製品・原材料・仕掛品などの総称です。
貸借対照表の「流動資産」の欄にあります。
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業界ごとの棚卸資産
棚卸資産は、業界ごとによって意味が変わります。
小売業であれば「商品」のことです。
製造業であれば「原材料」や「仕掛品(販売できない物)」「半製品(製造途中でも販売できる物・自社部分品を含む)」「製品」のことです。
不動産であれば、販売前の「所有している土地・建物」のことです。
住宅販売であれば、販売前の「所有している土地」のことです。
建設業であれば、「未成功時支出金(仕掛品)」のことです。
造船業であれば、「半成工事(仕掛品)」のことです。
棚卸資産の範囲
棚卸資産は、業種によって対象が変わります。
棚卸資産は、財貨・用役(財貨を発生しない業務)が詳細な範囲です。
項目 | 例 |
販売するために保有する | 商品・製品・副産物・作業くず |
製造中の財貨・用役 | 半製品・仕掛品・未完成工事支出金・半成工事 |
財貨・用役を生産するために短期間に消費される財貨 | 原材料・材料(購入部品を含む) |
販売活動・一般管理活動のために短期間に消費される財貨 | 消耗品・消耗道具・器具・備品・貯蔵品 |
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