今回は、FX経済指標「小売売上高」の発表後のドル円の値動きについて解説します。
※小売売上高とは→FX経済指標【 小売売上高 】発表後の値動き
2022年1月14日の実際の例を元にまとめます。
経済指標結果
当日の経済指標結果をご覧ください。
最も注目度の高い「小売売上高」は、前回値・予想値と比較して悪い結果となりました。
同時間発表の指標に関しても、悪い結果となりました。
しかしこの日は、懸念点がありました。
下で述べていますが、数日前から謎の暴落があったのです。(そもそも重要指標はなかったし経済指標で特に悪いということもなく、日足レベルでの買われすぎの反発と考えられます。)
発表直後の値動き
発表直後のチャートです。
22:30以降をご覧ください。
発表直後に下落していますが、その後全値戻しし、2倍ほど上昇しました。
つまり、経済指標のトレンドは約10分間のみだったということです。
15分足を見てみましょう。
こちらも右側も22:30以降をご覧ください。
発表後に大きく上昇していることがわかります。
テクニカル分析
それでは問題の日足を見ていきましょう。
年末に高値をつけてから、年始に暴落していることがわかります。
ここ2日間は特に大きな経済指標もなく、売られすぎが目立っています。
そのため今回の経済指標が良い方向だったとしたらちょうどよく買い上がって行ったのでしょうが、悪材料の出尽くし感もありました。
今回は完全にテクニカル的に下落しにくいチャートでした。
1時間足をご覧ください。
ここまで大きく下がっていたら、悪材料が出たとしても大きく下げづらくなりますね。
まとめ
テクニカルで、日足レベルで長らく下降トレンドが続いた場合には、悪材料でつくしで、それ以上大きくは下がらない可能性があります。
むしろ今回のように、反発に負けて、悪材料が出たとしても反発して上昇していくことがあります。
このような時は、経済指標のトレンドは10分間のみなど非常に短くなります。
そのため、テクニカル分析で反発しそうな時は、その反発に沿った経済指標結果でない場合は、ポジションを持つことを辞めるのが損失回避になりそうですね。
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