今回は、仮想通貨XEM・SYMの「ハードフォーク」について解説します。
ハードフォークとは
ハードフォークとは、相互に互換性がない状態で永久的にブロックチェーンが分岐することです。
今回は、ネム(XEM)・シンボル(SYM)が互換性がない状態で永久的にブロックチェーンが分岐することを意味しています。
ネムの「Harlock(ハーロック)」・シンボルの「Cyprus(キプロス)」というハードフォークを実施する計画が発表されました。
ハーロックのハードフォークにより、ノードはネムをシンボル専用サブチェーンとして統合するということになります。
※詳細→仮想通貨における【 ハードフォークとは 】ソフトフォークとの違いについても解説
フォークの実例
ネムのハードフォーク「Harlock(ハーロック)」は、ネムがシンボルのサブチェーンになることに対する指示をノードが表明したということです。
ハーロックの期間は14日間で、3分の2以上の指示が得られた場合に2021年11月18日頃に実行されると発表されています。
シンボルのキプロスに関しては、シンボルの当初立ち上げ時のコマンドとは大きく異なる新しいビジョンと分散型の未来への同意、コアチームへのシグナルを意図しており、ユーザーは自身のシンボルのノードを新しい「1v.1.0.3.0」にアップデートすることにより指示を表明することができるとされています。
キプロスの機関は7日間で、2021年11月11日頃で実行されると発表されています。
ハードフォーク成功後
ハードフォークが成功すると、これまで管理されていたネム・シンボルのコア資金が全てバーンされ、新たに発行アレル資金がマルチシグアカウントで管理されることになります。
また、このマルチシグアカウントには「Valkyrie社の4人の連帯保証人」「Symbolの3人のコア開発者」が参加すると方おくされています。
※Varkyrieは5億ドル以上の運用資産残高を持つ米国投資会社
更に、ハードフォークが成功すると、米国の仮想通貨規制の波を乗り越えるための支援・欧米でカストディアン・取引所での採用を拡大するための支援・流動性提供・会計・監査・コンプライアンス管理なども行うことになります。
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