今回は、仮想通貨における「Lido」について解説します。
Lidoとは
Lidoとは、「イーサリアムのステーキング」に関するサポート事業のことです。
Lidoを説明する前に、イーサリアムのステーキングシステムについて理解していないと話が進まないため、イーサリアムのステーキングシステムを先に述べます。
イーサリアムのステーキングについて
2021年末から開始されたイーサリアム2.0のアップデートへのステーキングの詳細は下記です。
・ステーキングのために32ETH(2021年10月時点で日本円に計算すると1440万円)
・ステーキングしたEHTはロックされるためアップデートされるまで引き出すことができない
この規定があるため、1000万円以上をステークできる人はごく少数に限られてしまっています。
この問題を解決するのが「Lido」です。
Lidoのシステム
Lidoのシステムは下記です。
・0.01ETH(日本円に計算すると4,500円)からステーキング可能
・ETHをステーキングすると、ETHの代わりに「stETH」がウォレットに入る
・手数料は10%
つまり、イーサリアムステーキングの問題であった、高すぎるステーキング必要量が、大幅に下がったということになります。
これがLidoの最大のメリットです。
Binanceのステーキングと比較
バイナンスにも、イーサリアム2.0アップデートまでのステーキングシステムがあります。
受け取れる量
Lidoは、イーサリアムと「stETH」を1対1で受け取れます。
Binanceでは、イーサリアムと「BETH」を1対1で受け取れます。
この時点では同じです。
市場シェア
市場シェアを見てみましょう。
バイナンスより、Lidoの方が市場シェア率が高いです。
つまりBTHEよりstETHの方が多いということになります。
ステーキングを途中で辞めることができるかどうか(Binanceはできる)
続いて、途中でイーサリアムに戻せるかどうかに関してです。
Lidoに関しては途中でイーサリアムに変換できないとのことです。
Binanceでは、アップデート前でも利率を受け取らなくなりますが、ETH:BETH=1:1で取り戻すことができます。
まとめ
Lidoでステーキングするか、Binanceでステーキングするかどうかは、
これらの情報に利率を加えて判断すると、より良い資産運用になるでしょう。
※ステーキングとは→【 Defiステーキングとは 】分かりやすく解説
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