【保護猫施設オーナーさんの強い意志】直接お聞きした貴重なお話・Q&A

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今回は、実際の保護猫施設のオーナーさんから直接お話をお聞きしてきました。

こちらはうちのムーンちゃんです。

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保護猫施設のオーナーさん:どんなかただった?

その保護猫施設のオーナーさんは、女性経営者さんでした。

・保護猫譲渡施設

・保護猫ケア施設(治療専門)

のオーナーさんをやっていらっしゃいました。

(その他にも経営をなさっているそう)

お話をお聞きしていると

・猫愛がお母さんのよう

・猫の本当の幸せを願っている

・強い意志と意見をお持ち

という様子でした。


お話をお聞きするごとに

「強い意志と強い愛情で猫さんたちを守っていらっしゃるのだなあ」ということが伺えました。

こんなに強い意志と強い愛情で生きている女性がいらっしゃるのか、と感動しました。


どうしてこのように思ったか?

内容をお聞きできたため詳細に迫ります。

保護猫施設オーナーさんの思い

外で暮らす猫を0にしたい

こちらの保護猫施設のオーナーさんは、「外で暮らす猫を0にしたい」という強い意志で動いておられました。

なぜか??←ここが重要です。

野良猫の死因のダントツ1位:交通事故

だからです。


野良猫とは、お外で暮らす猫さんのことです。

車に轢かれて亡くなってしまう猫さんが最も多いということです。


それもそのはずです。

猫さん達は

・交通安全も知らない(道路の渡り方が分からない)

・突然飛び出して、パニックになってそのまま轢かれてしまう(もしくは下半身付随などで重病になる)


人間の車のシステムを知らないし、知る能力もありません。


だから、交通事故で亡くなる猫さんがダントツで多いのです。


交通事故に遭った猫さんは

・即死

・危篤

・重病(下半身付随など)

のどれかになります。


この交通事故に遭った猫さんの状態は悲惨です。

多額に治療費もかかりますし、まず猫さんが可哀想です。


だからこそ外猫さんを0にしたいという思いで動かれていました。


これは、私的にも納得です。

人間にとって車は便利かもしれませんが、それが動物の死因の1位になっていることも事実だからです。

人間にとって便利な世界にはなっているけど、他の動物さんが大変な思いをしています。

この事実にとても胸が痛みますし、悲しいです。


人間が便利な世界の進化は止まらないから、せめてそれにより大変な思いをする動物さんが減ってほしい、私も強くそう思っています。

殺処分0の裏事実(東京都内)

東京都内は、殺処分0と謳っています。

ところが

「譲渡に値しない個体は対象外」という例外を設けているそうです。


これはどういうことか?というと

・譲渡できないような凶暴な子

・譲渡できないような病状の子(下半身付随などの重い病気の子)

は安楽死させてもOK

という内容だそうです。


これは実質殺処分0ではありません。

この事実に、「それは表面上だけであって、実質殺処分0ではない」とオーナーさんは疑問を呈しておりました。

保護猫施設のオーナーさんへの質疑応答

質問にも快く答えてくださいました。

その内容もまた素敵な考えだなあと感銘を受けたため共有していきます。

ケア施設の保護猫さんの治療費は、どれくらいかかっていますか?

治療の必要ない子の施設とは違って、治療の必要な子専用のケア施設の治療費が高そうだなあと思い、お聞きしてみました。


例えば単価の高いお薬だと

FIVの子を完治させるお薬が、一本100万円だそうです。


ひえええええええ

それが何頭もいるわけですから、とてつもない金額だと思いました。

それ以外にも固定費はかなりかかっているのに


すごいことだと心から思いました。

Q:1番の資金源はどこですか?

1番の資金源は、「保護猫譲渡時に発生する費用(1匹あたり約4万円)」だそうです。

それも去勢やお世話や治療費や人件費や家賃までかかっているためとても破格だと思いますが、

1番の資金源がそこだとは意外でした。


獣医さんが動物病院を経営していてその売上を保護猫施設に回している、という保護猫施設しか今までお聞きしたことがなかったため、

そこが1番の資金源なのはすごいなと思いました。(それだけ譲渡で頭数の実績をあげているからすごいなと思いました)

そして資金源がそこなのにそれでも運営できている能力の高さにすごいなとそこも感銘を受けました。

Q:保護猫施設の中でも、譲渡の実績が出るのですか?

こちらはオーナーさんが自ら教えてくださったのですが、

保護猫施設によって譲渡の結果がバラバラ(譲渡実績にばらつきがある)

とのことでした。


例えば

クラファンで集めていたり、有名人やインフルエンサーが行っている事業は知名度はあるが、実績(譲渡数が2匹とかで少なかったり)するそうです。


こちらの保護猫施設では

・何にお金がかかったのか

・譲渡数の実績

を透明化させて、PDFで公開させているそうです。

ここまでできる保護猫施設は中々ないため、すごく信頼性のある保護猫施設だなあと感動しました。


また、保護猫施設オーナーさんの思いとして

実績(譲渡数)のあるうまく回せている保護猫施設が注目されてほしい

という思いがあるそうです。


確かに効率のよろしくない保護猫施設(どこに経費がかかっているか分からない不透明な施設)より、お金の流れが明確で譲渡数の実績に繋げている保護猫施設によりお金が流れると、

より多くの猫さんを助けることができますね。

Q:薬や猫砂の調達方法で、提携している会社さんはありますか?

薬などは卸値で購入できるそうです。

獣医さんも専門のかたがいらっしゃるそうです。

安心しました。


また、猫砂などは廃棄用(企業からしても廃棄になってしまって処分にお金がかかるもの)を譲り受けているそうです。

ですが、その量もトン単位のため、砂の在庫を抱えすぎて大変だともおっしゃっていました。

(その専用のネットを作っているそうですが)


でも、企業からしてもありがたいし、保護猫施設からしてもありがたい仕組みですね。

SDGs

保護猫施設に優しくしてくれる企業さんが多くいらっしゃるみたいで、

あたたかい世界で良かった、と思いました。

Q:保護猫施設をしていて、1番大変なことは何ですか?

これに関する応答で感動して涙が出そうになりました。

保護している猫を譲渡する時が、1番辛くて悲しい

と答えておられました。


個人的には、お金のやりくりとかで経済面が最も大変なのかな?と思っていたら

譲渡すると嬉しい反面、寂しいとおっしゃっていて

本当に猫愛の強いかただなあと涙が出そうになりました。

まるで猫さんのお母さんですね。


経営面も大変なことがいっぱいあるだろうのに、それでも1番悲しいことが猫さんと離れてしまうことなのかあと思うと、

ここで保護されている猫さんは愛情深く育てられていて幸せなのだなあと感動しました。

まとめ

とても素晴らしい1日になりました。

こんな貴重なお話をお聞きできて私はとっても幸せでした。

そして、こんなに強い意志で強い愛情で保護猫に対して接することのできる女性がいらっしゃることに強く感銘を受けました。

本当に出逢えて勇気をもらえたし、貴重な機会でした。


皆様も、近所の保護猫施設に是非ボランティアとして足を運んでみてくださいね。

とってもあたたかい素敵な体験ができます。

それは、あなたの人生にとってかけがえのない体験になります。

その上で保護猫さんの役に立てるなんて、素晴らしい機会ですよね。

ありがとうございます。

NPO法人 東京キャットガーディアン〜子猫の里親募集〜
行政(保健所・愛護センター)などから猫を引き取り、飼育希望の方に譲渡する活動をする保護団体。総譲渡数6,000頭以上。日本初・保護猫カフェと、幸せの黄色い車〜移動型譲渡会場車〜の運営。附属動物病院の運営も行う。


関連記事→【 保護猫さんの現状 】シェルターで実際に関わってみて分かったこと・感じたこと

猫さん
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