今回は、FX経済指標「GDP(確定値)」発表後の値動きを解説します。
実際の2021年12月22日のドル円の発表結果をもとに解説します。
経済指標結果
経済指標結果は下の通りでした。
四半期実質国内総生産(GDP確定値)の結果は、前回値・予想値と比較し、やや良い結果となりました。
※GDPとは→【 GDP(国内総生産)とは 】表で解説!FX経済指標で最も重要
四半期GDP個人消費に関しても前回値・予想値と比較してやや良い結果となりました。
四半期コアPCEに関してもやや良い結果です。
発表直後の値動き
22:30以降のチャートをご覧ください。
経済指標の結果は良かったですが、発表直後は下落しました。
しかし1時間後の23:30からは急上昇し、すぐに全値戻ししました。
1時間後に経済指標のトレンドに沿うことはたまにあります。
テクニカル分析
大きな足のチャートを確認しましょう。
まずは日足です。
全体的にレンジですが、乱高下しながらもじわじわ上昇していることが分かります。
しかしこの日のでなく、次の日に大きく上昇していることが分かります。
続いて1時間足を見てみましょう。
真ん中の19:00直近の22:30以降をご覧ください。
乱高下しながら上昇し続けていることが分かります。
まとめ
このように、発表直後に大きく値動きがあることもありますが、ニュース(かつテクニカル)などにも変化がなければ、次の日もその経済指標のトレンドに沿って値動きすることがよくあります。
しかし時間が経てば経つほど、他のニュースなどが入り組み、確率は下がっていきます。
次の日までトレンドが継続するのは、あくまでもニュースやテクニカルで何もないときです。
そのため、数時間以内であればトレンドに沿う確率が高いため、確率が高い時のみポジションを持つと勝率が高くなります。
逆に、数時間以降は確率が下がるのであれば、勝率キープのためにエントリー自体を控える方が良いでしょう。
FXで利益を出すためには、勝率が高くないと出せないからです。
最近のコメント