今回は、決算書の貸借対照表における前渡金について解説します。
前渡金とは
前渡金とは、仕入れなどに先立って、相手先に金銭などを交付した場合に計上される項目です。
前払金とも言います。
決算書の貸借対照表上では、流動資産として計上されます。
これは、最終的に仕入れの一部となることから、企業会計上・法人税法上の外貨換算において通常の金銭債権とは異なる取り扱いがされているからです。
この金銭などが一定の契約に従い、継続して勤労の提供を受ける場合に、まだ提供されていない勤労に対して支払われた対価の時は、前払費用となります。
前払金の詳細→決算書における【 前払金・前受金とは 】分かりやすく解説
財務諸表等規則
財務諸表等規則では、下記のように記載されています。
・前渡金は、商品・原材料などの購入のための前渡金のこと
・破産債権・再生債務・構成債権・その他これらに準ずる債権で、1年内に回収されないことが明らかなものを除く
・製品の外注加工のための前渡金を含む
まとめ
株式投資の際に、簿記や会計の知識もあると有効活用できますね。
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