【 Open Representative Voting(ORV)とは 】仕組み・PoSとの違いまで解説

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今回は、仮想通貨における「Open Representative Voting(ORV)」について解説します。

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Open Representative Voting(ORV)とは

Open Representative Voting(ORV)とは、Nanoの独自のコンセンサスメカニズムです。

※Nanoとは→決済に特化【 Nano(XNO)とは 】創設者・特徴・供給量・投資における将来性まで解説

これは、51%攻撃やSybil攻撃から保護するためのコンセンサスメカニズムです。

※51%攻撃とは→【 51%攻撃とは 】仕組み・リスクまで解説

※Sybil攻撃とは→【 Sybil攻撃とは 】仕組みまで解説

仕組み

ORVでは、ユーザーが選択した代表ノードが各トランザクションに投票し、全てのノード(代表であるかどうかには関わらず)は、定足数を達成するのに十分な代表投票を確認した後、各トランザクションを個別に固定します。

Nanoトランザクションは個別に非同期で処理されます。

そのため確定的なファイナリティ(不可逆的・完全な決済)が短時間(1秒未満) で達成されます。

ブロックラティス台帳設計

Nanoのブロックラティス台帳設計により、アカウント所有者のみがブロックをアカウントチェーンに署名することができます。

つまり、ノードは正当なトランザクションに影響を与えることなく、フォークを処理する方法について簡単にポリシーを決定できます。

代表者に議決権を委任できる

Nanoアカウントはいつでも代表者に議決権を委任できます。

そのため、ユーザーは誰がコンセンサスで権力を持っているのか、ネットワークがどの程度分散化されているかということを制御できます。


また、投票ウェイトの委任は、資金のステーキングを意味しているわけではありません。

委任するアカウントは、制限なしでいつでも利用可能な全ての資金を使用できます。

これは、ORVの設計において重要なメリットです。

ノードに対する直接的な金銭的インセンティブがありません。

これにより、集中化を避けることができるのです。

ORVとPoSの違い

ORVは、次の点がPoSと異なります。

※PoSとは→仮想通貨における【 PoW・PoSの違い 】どちらが良い?

・拡張するためにリーダーの選択を必要とするモノリシックブロックチェーンがない

・代表者は共有ブロックを作成または生成しない

・各Nanoアカウントには、所有者のみが変更できる独自のブロックチェーンがある(代表者は自分のブロックチェーンのみを変更できる)

・Nanoでは、ブロックは単一のトランザクション(トランザクションのグループではない)のため、トランザクションは個別に非同期で評価される

・ユーザーはいつでも、投票を誰にでもリモートで再委任できる

・誰でも代表になれる

・資金がステーキングされたりロックされたりすることはない

・代理人は取引手数料を獲得しない

・代表者がノードがローカルで確認したトランザクションを元に戻すことはできない(ブロック結合のため)

まとめ

ORVはNanoに採用されているコンセンサスメカニズムです。

コンセンサスアルゴリズムには様々な種類があります。

しかし、それぞれ似ているようで異なるため、違いをよく覚えましょう。

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