今回は、「ソフト・ラグプル」について解説します。
ソフト・ラグプルとは
ソフト・ラグプルとは、大量のトークンを特定のアカウントに送り、価格操作する行為のことです。
ハッキングではなく、ラグ(資金の持ち逃げ)ということです。
そのため、ソフトラグプルが起こると、トークン価格は急落する傾向があります。
英語では、「Soft Rug Pull」と言います。
ラグプル(詳細→仮想通貨・DeFiにおける【 ラグプルとは 】分かりやすく解説)が、開発者がブロックチェーン上で正規の作業を行った後、プロジェクトの資金を持ち逃げする詐欺のことを言いいますが、
ソフトラグプルは、開発者に割り当てられた資金を現金化することを指します。
実例
実際に起こった例で説明します。
ICO(詳細→仮想通貨における【 ICOとは 】歴史・機能・条件・規制・リスク/IPO・IEOとの違いまで解説)により数十万ドル資金調達していたTeddy Dogeの例です。
プログラムの不正というよりも、特定のアカウントに割り当てられた分配金を一括で売却するという事件が起こりました。
しかしプロジェクトを放棄したのかは不明のため、ソフト・ラグと呼ばれるようになりました。
そして、関連するトークンのTEDDYは、24時間内で99.7%下落しました。
まとめ
最近、開発者の資金持ちにげをよく耳にしますね。
特にIDO(詳細→【 IDO(イニシャル・デックス・オファリング)とは 】他のオファリング方法との違い・メリット・デメリットについても解説)した直後の開発したてのプロジェクトに多いですね。
まだ規制がかかる前の段階のため、詐欺のようなプロジェクトが狙って上場させていることもあるため、(計画ではいくらでも偽りを述べれるため)実行力を重視して見極めましょう。
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