今回は、「Wrapped Bitcoin(WBTC」について解説します。
Wrapped Bitcoinとは
Wrapped Bitcoinとは、「ERC20上のビットコイン」です。
Wrappedとは英語で、「包まれる」という意味です。
その言葉通り、包まれた(ネットワークを他のものに包んでいるイメージ)ビットコインということになります。
トークンは「WBTC」です。
BTCとWBTCは同等の価値のため、1:1でトレードする事ができます。
WBTCの必要性・流れの例
仮想通貨は、ネットワーク(ERC20・BTC・BSCなど)が異なると送れません。
そのため、仮想通貨を入出金させるためにはネットワークを合わせる必要があります。
また、送付先がそのネットワークに対応していないと仮想通貨は無事に送れないため、ネットワークは非常に重要です。
例えばビットコインはBTS上やBSC上でしか送れませんが、ERC20のネットワークで送りたい場合はビットコイン自体を変える必要があります。
つまりそのままのBTCでは送れないため、ここでWarapped Bitcoinにしてから送るのです。
(ERC20しか対応していないDEXなども存在するからです。)
そのため、BTCをERC20のネットワークで送る場合は、
BTCをWBTCにトレードしてからERC20のネットワークで送るという流れになります。
その他の例
EBTCだけでなく、WETHというイーサリアムバージョンも存在します。
例えば、RONというDEXにおいては、ETHが「WETH」に変換されます。
Ronin WalletというウォレットにETHを送ると、ETHがWTHに自動的に変換されます。
詳細→【 ロニンDEXの詳細 】内容・市場の反応・予測されること
このように自動的に変換される場合は良いのですが、そのような機能がない場合は自身でETHからWTHに変換する必要があります。
まとめ
WBTCの時価総額も上昇しており、時価総額ランキング16位となりました。(2022年2月現在)
仮想通貨はその種類によって使用できるネットワークが異なるため、仮想通貨の使用頻度が上がるにつれて今後も「Wrapped」された仮想通貨は増加していくのではないでしょうか。
どんどん便利になっていきますね。
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