今回は、Proof of Time(PoT)について解説します。
Proof of Time(PoT)とは
Proof of Time(PoT)とは、コンセンサスメカニズムの1種です。
これは、ランキングスコアと固定ステークに比例してバリデーターを選択することに基づいています。
PoTは、Analogの創設者であるビクター・ヤング氏によって開発されました。
詳細
Proof of Timeは、検証可能な遅延関数(VDF)に基づく「自己選択投票メカニズム」を使用してバリデーターを選択しています。
バリデーターがネットワーク内で正確かつアクティブであった時間に焦点を当てるコンセンサスプロトコルです。
PoTのメカニズム
PoTメカニズムは、ソフト投票とハード投票の2段階で実行されます。
Soft voting(ソフト投票)
ソフト投票の第1段階では、選択されたタイムエレクター(バリデーター)が、タイムチェーンまたは台帳に含めるブロックを提案します。
ノードのランキングスコアと固定ステークをパラメーターとして使用sるうVDFプロセスを介したランダム化比されたプロセスを通じて、1人の選挙人のみが選択されます。
VDFプロセスを通じて、コンセンサスの各ラウンド中に、タイムエレクターはブロック提案者として選出されたかどうかを決定します。
選択されている場合は、イベントデータで構成されるブロックの提案に進みます。
このプロセスには、発行者の署名の検証とVDFプルーフの生成が含まれます。
第1段階の最後の部分は、発行者の署名の検証とVDFプルーフとともに発生します。
Hard voting(厳しい投票)
第2段階は、ハード投票フェーズです。
ここでは、VDFを介して選出された1000時間ノードの委員会が、トランザクションが有効かどうかを決定します。
1000回のノードの3分の2以上がトランザクションを証明した場合、ブロックはタイムチェーンに追加されます。
PoWシステムでは、ブロックのマイニングにリソースと計算コストを投票する必要があります。
※PoWとは→仮想通貨における【 PoW・PoSの違い 】どちらが良い?
そのため、かなりの数のユーザーがネットワークをチェックすることを間接的に許していません。
そてに対し、PoTシステムでは、時刻データを検証するために全てのノードが選択される十分な機会があるのです。
まとめ
コンセンサスアルゴリズムは様々な種類があり、更に似ている種類も多いため、
それぞれの違いをよく理解しましょう。
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