今回は、仮想通貨「IoTeX(IOTX)」について解説します。
IoTeX(IOTX)とはとは・創設者・特徴・供給量・上場している仮想通貨取引所・投資における将来性、の順で説明します。
IoTeX(IOTX)とは
IoTeX(IOTX)とは、機械のためのオープンエコノミクスを強化するための分散型プラットフォームです。
オープンエコノミクスとはつまり、人と機械が保証された信頼・自由意志・適切に設計された経済的インセンティブの下で相互に作用することができるオープンな経済ということです。
※オープンエコノミクスとは→【 オープンエコノミクスとは 】分かりやすく解説
IoTeXは、2017年にオープンソースプロジェクトとしてスタートしました。
40人以上の研究科学者とエンジニアからなるグローバルチームであるIoTexは、革新的なRoll -DPoSコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
そしてEVM対応(詳細→仮想通貨における【 EVMとは 】分かりやすく解説)のブロックチェーンをゼロから構築しました。
その後、2019年にローンチしました。
これまでに世界中の100人以上の代表者によって実行され、既に10,000万件以上の取引を処理しています。
チームは、Ethereum・BSC・Hecoブロックチェーンと接続するために、IoTexブロックチェーン上に、ioPayウォレットやioTubeブリッジは数万人ものユーザーによって使用されています。
IoTexは、EVMベースのDAppsが高額なガス代を気にせずにスケールアップすることに役立っています。
また、IoTexブロックチェーン上に、Decentralized Identity・Confidential Computing・Secure Hardwareなどのミドルウェアが構築されています。
Ucamのような自己主張型のデバイスやPebbleのような現実世界のオラクルを実現しています。
IoTexの公式ホームページはこちらです。
創設者
IoTexの創設者は、Raullen Chai氏・Qevan Guo氏・Xinxin Fan氏・Jing Sun氏の4名です。
Raullen Chai氏は、IoTexの共同設立者であると同時に、BootUP Venturesのアドバイザーでもあります。
Industrial Internet Consortium内のIndustrial Distributed Ledger Task Groupのメンバーでもあります。
以前は、UberでクリプトR&Dとエンジニアリングセキュリティの主任を務めていました。
Qevan Guo氏は、Hyperconnect Labの共同設立者でもあります。
以前、Facebookでリサーチ科学者でエンジニアリングマネージャーを務めていました。
IoTeXを共同設立する前は、北米のBosch Research and Technology Centerでシニアリサーチエンジニアとして活躍していました。
また、ウォータールー大学でリサーチアソシエイトやプロジェクトマネージャーを務めた経験もあります。
Jil Sun氏は、Sparkland Capitalのマネージング・パートナーとしても活躍しています。
Polychain CapitalのLP投資家であり、Ripplingのエンジェル投資家でもあります。
特徴
機械経済
IoTexは、機械経済のための分散型バックボーンです。
そしてスマートホーム機器から自律走行車まで、様々な機械に対応しています。
そのためにIoTeX社は、様々なアプリケーションに対応できる柔軟性・拡張性を備えた、高速で高性能なEVM対応のブロックチェーンを構築しました。
また、ブロックチェーン上にミドルウェアやDAppsが構築されました。
そのため、自己主権型のデバイスや実世界のオラクルが現実化されます。
プライバシー確保
IoTeXには、ユーザーや取引のプライバシーを確保するための仕組みがあります。
具体的には、リング署名・取引の受取人アドレスを隠すことができる決済コードです。
DPoS
IoTeXは、Delegated Proof of Stake(DPoS)を採用しています。
※DPoSとは→【 DPoSとは 】メリット・デメリット/PoSとの違いまで分かりやすく解説
委任されたPoSは、ネットワーク上のブロック生産者に利害関係社が投票することで機能します。
ブロックプロデューサーの数は設定されており、選出されるとブロックチェーンに新しいブロックを追加する役割を担います。
その結果、ブロック生産者は自分の東方してくれたステークホルダーに報酬を分配することができます。
そしてブロック生産者が仕事を続け、ステークホルダーがブロック生産者に投票し続ける動機付けとなります。
供給量
IoTeXの最大供給量は10,000,000,000トークンです。
上場している仮想通貨取引所
IOTXは、次の仮想通貨取引所に上場しています。
・Binance
・Coinbase
・KuCoin
・Gate.io
投資における将来性・まとめ
プライバシーを保護するためのリング署名・取引の受取人アドレスを隠すことができる決済コードは、新しいですね。
特に、隠せる決済コードはあまり競合になく、優位性があります。
しかし、プライバシー保護だったら、時価総額の大きなMonero(詳細→仮想通貨【 Monero(XMR)とは 】創設者・特徴・投資における将来性についても解説)が特化させています。
そしてこのプライバシー保護や匿名性に関しては、マネーロンダリング(詳細→【 マネーロンダリングとは 】分かりやすく解説)などで規制が入りやすいジャンルのため、規制に関しての情報を追う必要があります。
更に、機械経済も珍しいです。
今後、機械やAIの需要がどんどん高まっていくため、時代の需要には適しています。
しかし、これ!!と言って極まった特徴がIOTXには顕著にないため、ポジションや特化させるジャンルを極めていけると良いですね。
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