今回は、「失業保険継続受給者数」「GDP確定値」「四半期コアPCE」「シカゴ購買部協会景気指数」の経済指標発表直後の値動きについて解説します。
今回は、これらの経済指標が同日に発表されました。
そのため同時に解説します。
経済指標の内容
失業保険継続受給者数は、予想値より結構増加しているという状況です。
そして注目度の星が最も多いGDPに関しては、数値より若干良いという結果になりました。
※GDPとは→【 GDP(国内総生産)とは 】表で解説!FX経済指標で最も重要
この2つの数値は同時に発表されましたが、今回は失業保険継続受給者数の乖離の方が大きかったため、注目度が高いGDPよりも失業保険継続受給者数の悪化の方に引っ張られ、ドル円は下落していきました。
直後の値動きはこちらです。
ちなみにドル円は、今週とても上昇しており、高値のレンジまで到達していたためそのテクニカル的な反発も大きかったっと考えられます。
22:45に発表されたシカゴ協会購買景気指数も、前回・予想値より低かったため、更にドル円は下落していきました。
大きな足のチャートはこちらです。
3時間かけて大幅下落しました。
その値動きは、約500pipsです。
まとめ
経済指標の注目度の異なる指標の同時発表の際は、
注目度が低かった場合でも、大幅な乖離があるとそちらの指標に引っ張られることがあります。
(今回の場合は、拮抗する星が多い指標が0.1%しか予想値と乖離がなくとても小さかったという原因もあります。)
また、テクニカル的にも大きな足でちょうどレンジに当たっていたため、この経済指標を機会にテクニカル分析派もショートのポジションを持ったということが大幅下落の要因と考えられます。
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