今回は、アメリカの「ADP雇用統計」と「ISM製造業景況指数」の経済指標発表直後の「ドル円」の値動きについて解説します。
ADP雇用統計
2021年9月1日(水)21時に、ADP雇用統計の経済指標の発表がありました。
結果はこちらです。
結果が、予想値の約半分の低さでしが。
つまり、アメリカの雇用はうまく行っていないということです。
この発表を受けた値動きは下の画像のようになりました。
これは、本当に発表直後(発表してから3分間)のチャートになります。
発表後1分間でツーっと下がりました。
半分以下になるというほどの乖離はあまりみられないため、為替に与える影響はとても大きかったです。
その後も、次の23時のISM製造業景況指数の発表までは、ドル円は300pips以上も下落しました。
ISM製造業景況指数
続いて同日23時、ISM製造業景況指数の経済指標の発表がされました。
結果はこちらです。
前回値と予想値と比較して若干良いという結果になりました。
(その他にも建設支出の発表がありますが、星数が大きくないと影響力はほぼ0のため、とてつもない乖離がない場合は無視して大丈夫です。とてつもない乖離があった場合は、値動きに影響を与える場合もあるため、一応目は通します。)
若干良い結果となったため、直後の値動きは急上昇しました。
23時の値をご覧ください。(1日経過後のチャートのため、1日前の二十三時をご覧ください。)
直後で急上昇しましたが、その後ずっとレンジです。
ISM製造業景況指数の結果は若干良かったのですが、その前の21時のADP雇用統計の指数が予想値の約半分以下という驚異的に悪い数値だったためレンジとなったのでしょう。
まとめ
経済指標星5つ以上が、同日発表など、連続で発表される場合は、その都度大きな足のトレンドが変更されるため、毎回トレンドをその指標に合わせましょう。
あとは、乖離率も考慮しましょう。
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