FXにおける通貨価値調整について説明します。
通貨価値調整とは
通貨の価値はマーケットが決めるものですが、時に経済の通貨間や減速感を背景に、中央銀行が通貨の価値を調整することがあります。
それが、通貨価値調整の「切り上げ」「切り下げ」です。
具体例
例えば、円が1ドル=100円の時に50%の切り上げを行うと、為替レートは1ドル=50円になります。
切り上げとは、「自国通貨高(日本であれば円高)」にするということです。
通貨を切り上げることで輸入は有利になりますが、輸出の面では不利となります。
しかし、その不利な状態も乗り越えられる体力がついたからこそできるのが「利上げ」です。
経済的要因より政治的要因がより大きく作用するのが「切り上げ」「切り下げ」と言えます。
実際の例では、1985年のプラザ格子によって、日本円は切り上げられ、以降円高へトレンドを転換しました。
通貨の「切り上げ」と「切り下げ」の違い
切り上げ = 自国通貨の価値を上げること
日本が、50%の通貨切り上げをすると、1ドル=100円が1ドル=50円になります。
つまり、輸入が有利になります。
切り下げ = 自国通貨の価値を下げること
日本が50%の通貨切り下げをすると、1ドル=150円になります。
つまり、輸出が有利になります。
FXでのポイント
・FXの通貨ペアに直接関係はないが、間接的な影響が広がる可能性もある
・「切り上げ」「切り下げ」のニュースが出たら確認する
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