今回は、仮想通貨「Powerledger(POWR)」について解説します。
Powerledger(POWR)とは・創設者・特徴・供給量・投資における将来性、の順で説明していきます。
Powerledger(POWR)とは
Powerledger(POWR)とは、持続可能な未来のために、分散型エネルギー市場のためのソフトウェアを構築するテクノロジー企業です。
エネルギー・柔軟性・環境商品の追跡と取引を可能にするブロックチェーンベースのプラットフォームを開発しました。
目標は、電力の民主化を推進しながら、消費者にエネルギーの選択肢を提供する、完全に近代化された市場主導型送電網のためのプラットフォームを提供することです。
オーストラリアに本社を置くPowerledgerは、11カ国で30社以上の顧客を持っています。
そのため世界中に代理店を設置しています。
Powerledgerは2つのブロックチェーンレイヤーで動作しています。
Powerledger(POWR)トークンとSparkzトークンの2つのトークンを使用しています。
プラットフォーム自体は、パブリックなイーサリアムブロックチェーンとEcoChainとして知られるプライベートなコンソーシアムブロックチェーンを使用しています。
POWRは、ERC-20トークンです。
電力会社・再生可能エネルギー事業者・マイクログリッド・100%再生可能エネルギーに取り組む企業・不動産開業者などの企業がPowerledgerのプラットフォームにアクセスするために必要なライセンスとして機能しています。
POWRはイーサリアムスマートポンド取引所を通じて取引されています。
2015年には、30カ国がグリッドパリティに達しています。
これは太陽光発電によるエネルギーの価格が地域の小売電気料金と同等もしくはそれ以下であることを意味しています。
Powerledgerは、再生可能エネルギーとブロックチェーン技術を組み合わせています。
そして従来の代替エネルギーよりも安価で持続可能なエネルギーソリューションを提供しています。
Powerledgerの公式ホームページはこちらです。
創設者
Powerledgerは、2016年にJemma Green博士とJohn Bulich氏によって共同設立されました。
Dr Jemma Green
Dr Jemma Green氏は、Powerledgerのエグゼクティブチェアマンを勤めています。
英国でコーポレートファイナンスに10年間従事した後、グリーン博士はパースに帰国し、カーティン大学で電力試乗の混乱に関する博士号を取得しました。
その後2017年に修了しました。
この研究は、Powerledgeruを設立するための完璧なセグメンテーションであることが判明しました。
John Bulich氏
John Bulich氏は、Powerledgerのテクニカルディレクターです。
Powerledgerを共同設立する以前は、Ledger Assetsの共同設立者兼ディレクター・WA Property Investmentsのディレクターを務めていました。
特徴
エネルギープロジェクト
PowerledgerのProof of Stakeのエネルギーブロックチェーンにより、Powerledgerは、世界中でエネルギープロジェクトを構築・拡大しています。
毎秒5万件以上のエネルギートランザクションを処理することができます。
Powerledgerのエネルギーブロックチェーンを保護するために、POWRをステークすることで、再生可能エネルギー取引の一部となります。
そうすることにより、報酬を獲得することができます。
Powerledgerの製品
Powerledgerの製品には、uGrid・xGrid・TraceX・Vision・Power・Purchase Agreements(PPA) Vision・Mode Flex・Local Energy Market(LEM)が含まれています。
ブロックチェーンベースのプラットフォームは、個別に契約することができます。
そして必要に応じて拡張することができます。
製品は3つの主要な柱に分かれています。
エネルギー取引とトレーサビリティ・フレキシビリティ取引・環境商品取引です。
エネルギー取引・トレーサビリティ
トラック&トレード機能により、エネルギーの出どころと流れを把握することができます。
消費者に使用しているエネルギーに対する選択肢を与えています。
そしてピアツーピア取引を促進することができます。
※ピアツーピアとは→【 ピアツーピア(P2P)とは 】分かりやすく解説
太陽光P2Pエネルギー取引では、補助金なしでグリッド内の余剰太陽光を処理することができます。
MODE(Marketplace fornOptimisation of Distributed Energy)
MODE(Marketplace for Optimisation of Distributed Energy)は、分散型エネルギー資源(DER)の所有者と柔軟な負荷が、その資産を収益化するためにグリッドサービスを提供できるようにするマーケットプレイスです。
環境商品取引
再生可能エネルギー証書やカーボンクレジットなどの環境商品の取引を、より透明・安全・効率的に行うための技術として利用されています。
安全監視されているネットワーク
Powerledgerでは、再生可能エネルギーの資産所有権が、誰にどのような価格でエネルギーを売りたいかを決めることができます。
取引は、監視され、安全な収入源を提供する流通ネットワーク上で行われます。
ユーザーは、ハードウェアウォレットを通じて、自分のPOWRを安全に管理することができます。
供給量
POWRの最大供給量は、1,000,000,000トークンです。
投資における将来性・まとめ
Powerledgerは、エネルギープロジェクトです。
地球温暖化や環境汚染が問題視されればされるほど、このジャンルの需要は増加していきます。
そのため、時代の需要には適しています。
しかし、エネルギープロジェクトなどの環境商品取引は、競合が意外と存在します。
そのため、この競合の中でどれが普及していくかまだは読みきれません。
したがって、今後も実際にどれほど計画を実現できていくかを情報収集していく必要があります。
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