NFTについて説明します。
1.NFTとは
2.NFTのトークン
3.NFTの特徴
4.NFTのマーケットプレイス
音声バージョンはこちらからお聞きくださいませ。
NFTとは
NFTとは、Non Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)の略称です。
NFTとは、「代替不可能なトークン」のことです。
代替不可能とは具体的に、唯一無二を生み出せるトークンのことです。
多種多様な有形・無形のアイテムを表すデジタル資産とも言われています。
しかしNFTは他のNFTと直接交換することはできません。
代替可能と代替不可能の例は、下記の表の通りです。
代替可能 | 代替不可能 |
野生の鳩 | ペットの猫 |
ただのTシャツ | 芸能人が着ていたTシャツ |
ステージから遠い席のチケット | ステージに一番近い席のチケット |
ぬいぐるみ | 母が作ってくれたぬいぐるみ |
NFTのトークン
NFTは主にイーサリアム(ETH)を利用して行うことができます。
現在では法定通貨ではこうにゅうすることができません。(その媒体にもよりますが)
イーサリアムの「ERC721規格」が、NFTの発行でほとんどを占めていま。
イーサリアムのブロックチェーンを元に発行されたトークンはERCトークンです。
ERC(Ethereum Request for Commentsの略称)とはスマートコントラクトの規格を意味しています。
ERCは規格ごとに番号がついています。
多くのERCトークンは基本的機能が備わった「ERC-20」という規格を利用しています。
ERC721はERC-20ほど知名度は高くありませんが、1つ1つが独立した価値を持つというERC-20にはない特徴を持っています。
NFTの特徴
・相互運用できない
NFTは他のNFTと交換することはできません。
仮想通貨であれば、ビットコインとイーサリアムをトレードすることができますが、NFTの場合はできません。
・分割できない
ビットコインはSatoshi(0.00000001BTC=1Satoshi)のように小さな単位に分割できます。
しかしNFTは小さな単位に分割できません。
・破壊できない
NFTデータはスマートコントラクト(詳細⇒スマートコントラクトとは)を介してブロックチェーンに書き込まれています。
そのトークン(詳細⇒トークンとその特徴)は、破壊・削除・複製ができません。
また、トークンの所有権も変更できません。
NFTを作成した会社ではなくコレクターがNFTを所有していることを意味しています。
・検証できる
ブロックチェーンに書き込まれているため、そのアイテムのクリエーターまで遡ることができます。
そのため、偽物や不正を行うことはできず、ユーザーも確実に本物を取得することができます。
NFTのマーケットプレイス
NFTは、マーケットプレイスという場所で売買できます。
主要の3つのマーケットプレイス【Opensea・Miime・Nifity Gateway】を説明します。
Opensea(オープンシー)
Openseaは2017年12月に創業され、世界最大のNFTマーケットプレイスです。
200以上のカテゴリーの400万個以上のアイテムの取引ができます。
Miime(ミーム)
miime(ミーム)は、株式会社メタップスアルファがリリースした国産のマーケットプレイスです。
イーサリアム(ETH)かクレジットカードで決済ができます。
Nifty Gateway(ニフティ ゲートウェイ)
Nifty Gatewayは、クレジットカード・米ドル決済でNFTを取引するためのゲートウェイサービスです。
2018年11月にリリースされ、2020年3月には「Nifty Gateway2.0」までリリースされました。
著名人やアーティストのデジタルグッズを取り扱うサービスを展開しています。
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