今回は、仮想通貨「Mdex(MDX)」について解説します。
Mdex(MDX)とは・創設者・特徴・供給量・投資における将来性、の順で説明していきます。
Mdex(MDX)とは
Mdex(MDX)とは、DEXは、ファンドプールのコンセプトで運営される自動マーケットメーカー(AMM)の分散型取引所プロトコルです。
※AMMとは→仮想通貨における【 自動マーケットメーカー(AMM)とは 】分かりやすく解説/代表例Uniswap
2021年にローンチしました。
標準的なDEXと共通点があります。
しかし、イーサリアムネットワークとHuobi Ecological Chain(HECO)の両方をモデルとしたデュアルチェーンを使って、競合他社と差別化しています。
これにより、イーサリアムエコシステムの流動性へのアクセスを提供できています。
Houbiは、セーシェルに拠点を置いています。
中国で設立され、香港に上場している仮想通貨です。
Huobiは2020年にエコチェーンHECOを正式に立ち上げました。
新しいプラットフォームは、最大500取引/秒(TPS)率・取引確認時間は3秒・ガス代は0.001ドルであると主張しています。
HECO上に構築された取引プラットフォームであるMDEXでは、トークンスワップの推定コストは1取引上がり0.001ドルです。
Mdexの公式ホームページはこちらです。
創設者
2017年後半に、Nate Flanders氏(CEO)とAnant Handa氏(CSO)によって、共同設立されました。
革新的な仮想通貨とブロックチェーンベースのデジタル資産取引所・市場の触媒・マスアダプションの原動力として設立されました。
Mandala分散型取引所は2021年に開始されました。
特徴
スケーラビリティ問題の解決
DeFiプロジェクトは、ERC-20トークンとしてイーサリアム上に存在していることが多いです。
しかしイーサリアム2.0への移行中の現在は、高額なガス代や取引速度の遅さなどの問題に直面しています。
新しく開発されたプロトコルのほとんどは、迅速な普及率を望む場合、ブロックチェーンエットワークを選択する際に拡張性の要因を大きく考慮します。
Uniswapは、イーサリアムのネットワークが激しく混雑する前にローンチしました。
そのため、少なくとも先行者としての優位性がありました。
ただ、Uniswap自体がネットワークの混雑の主な原因の1つであるとも言われています。
しかし、予定通りにレイヤー2ソリューションが展開されず、期待通りの結果を届けられない場合はUniswapのマーケット独占は薄れていってしまいます。
そのため、Huobi Ecological Chainを基盤とするMdexは、スケーラビリティの問題を回避することを目的としたチェーンを基盤にしている、という特徴があります。
※スケーラビリティとは→仮想通貨における【 スケーラビリティ問題とは 】分かりやすく解説
MDEXのデュアルマイニング イノベーション
MDEXで行われる取引は、取引やマイニングによってユーザーに報酬が与えられます。
そのため、ほとんどコストがかかりません。
時にはマイナスになることさえあります。
これは、ネットワーク上で取引を行うコストを効果的にバーンさせているからです。
MDEXのデフレ トークノミクス
MDEXのトークノミクスは、「買い戻してバーンする」モデルに従っています。
そして時間の経過とともにMDXトークンの循環供給量を減らし、価値を高めています。
このモデルは、MDXの価値を長期的に持続させるものです。
また、そのトークノミクスは、MDX保有者がトークンを保有する動機を更に高める「買い戻し報酬」モデルによって支えられています。
MDXトークンは利回り報酬に加え、市場で最も急成長しちえるDEXの1つのガバナンス機構に参加するために使用することもできます。
保有者は、トークンのMDEX市場への上場や他の資産の担保について提案し、投票することができます。
MDEXのプロトコル互換性
MDEXは、ユーザーやプロジェクト開発者向けに、自動マーケットメーカー(AMM)を実装しました。
そして取引の低スリッページ・良好な市場デプス・取引と流動性マイナーの高利回りを促進するように設計されています。
HuobiとHECOの基盤のプロジェクトも、これらのネットワークの対応資産の取引を容易にしています。
そのため、MDEXの展開を利用しています。
AAVE・BAL・LINK・YFIといったイーサリアム基盤のDeFiプロトコルもMDEXで流動性マイニングを開始しています。
供給量
MDXの最大供給量は設定されていません。
プロジェクトの最初のリリース後、MDEXはすぐに流動性価値を2億7,500万ドル・取引額を5億2,100万ドルに引き上げました。
初期段階では、MDEXはNinance Smart Chainと統合されていませんでした。
しかしそれでも膨大なボリュームを集めることができました。
リリースから18日以内に、毎日のトランザクションは10億ドルに達しました。
流動性が10億ドルの価値に達した直後、拡張計画を進めて、MDEXは2021年んいBSCと統合されました。
そしてプラットフォームの様々なファイナンスが急増しました。
投資における将来性・まとめ
Mdexは、ファンドプールのAMMです。
現在、AMMは競合が非常に多く存在します。
そしてCEXでは、Binanceは取引手数料を無料にしています。
そうなると、わざわざAMMで手数料をかけてまで取引する理由がなくなってしまいます。
(CEXでなくメタマスク上ではAMMの方がトレードしやすいというメリットはありますが)
そのため、相当な特徴がないと埋もれてしまいやすいです。
仮想通貨の普及とともに時代の需要には適していますが、乱立しており、生き残るのは難しいというジャンルになっています。
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