今回は、仮想通貨「Lido Staked ETH(stETH)」について解説します。
Lido Staked ETH(stETH)とは・創設者・特徴・供給量・投資における将来性、の順で説明していきます。
Lido Staked ETH(stETH)とは
Lido Staked ETH(stETH)とは、Lido固有にステーキングされたETHトークンです。
Lidoは、業界をリードする複数のステーキングプロバイダーが支援するイーサリアムのリキッドステーキングソリューションです。
Lidoでは、任意の量でETHの流動性をステーキングできます。
stETHは、最初のステーキングデポジットの価値と、毎日発生するステーキング報酬を組み合わせたものです。
ユーザーのstETH残高は毎日午後12時(UTC)に更新されます。
そして獲得したステーキング報酬が反映されます。
この更新は、トークン供給のリベースを通じて行われます。
LidoのstETHは、イーサリアム同様に使用できます。
所有者は、CurveやSushiSwapなどの統合プラットフォームを通じて報酬に加えて、Eth2ステーキング報酬を獲得できます。
Lidoの公式ホームページはこちらです。
創設者
Lidoは主に、Lido DAOによって運営されています。
※DAOとは→仮想通貨における【 DAOとは 】分かりやすく解説
そのLido DAOのメンバーには、以下の人物が含まれます。
・Semantic VC
・ParaFi Capital
・Libertus Capital
・Biscale Capital
・StakeFish
・StakingFacility
・Chrorus
・P2P Capital
・KR1
Lidoには、AaveのStani Kylechov、YearnのBanteg、DeversifiのWill Harbourne、Stake CapitalのJulien Bouteloup、SynthetixのKain Warwickなどの多くのエンジェル投資家も参加しています。
特徴
ETHのステーキング
ユーザーがLidoでETHをステークすると、ステークされた残高を表すstETHを受け取ることができます。
stETHは、取引所で売却して効果的にステークを解除したり、有効化されたイーサリアムと交換したりすることができます。
ユーザーがステーキングしたETHがETH2.0からステーキング報酬を生成すると、ビーコンチェーン上のユーザーのETH残高が増加します。
stETH残高はそれに応じて1日1回更新されます。
ETH 2.0で受け取ったステーキング報酬の価値にETH1.0でアクセスできるようになります。
ユーザーは、ETHを使用するのと同じ方法で、stETHを使用できます。
詳細→仮想通貨における【 Lidoとは 】Binanceのステーキングとも比較
オンチェーンrエンディングの担保として使用可能
販売・使用・DeFiでの使用に互換性があるため、オンチェーンレンディングの担保として使用できます。
ETH 2.0でトランザクションが有効になっている場合、ユーザーはstETHをETHに引き換えることもできます。
供給量
stETHの供給量は、Lidoコントラクトに入金されたETHの数に比例しています。
stETHのそう供給量は、トークンコントラクトアドレスを介して追跡できます。
投資における将来性・まとめ
2022年の仮想通貨下落相場では、stETHがETHの価格と大きくかけ離れてしまうという事件が起こりました。
stETHはステーキング利回りが高いですが、その分このような価格維持不可のリスクもあります。
リターンとリスクは大抵比例していますね。
私自身は、LidoよりもBinanceの方が規模的にも安心のため、数年前からBinanceの方でイーサリアムのステーキングをしています。
Binanceの場合は、BETHになります。
しかし、現段階ではこの方がリスクが低いと考えていますが、実際何が起こってもおかしくない世界です。
そのため個人で、投資リターンのためにどのリスクを引き受けることができるかどうか分析し、ここのスタイルに合わせて選択していく必要がありますね。
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