今回は、仮想通貨「ABBC Coin(ABBC)」について解説します。
ABBC Coin(ABBC)とは・創設者・特徴・供給量・投資における将来性、の順で説明していきます。
ABBC Coin(ABBC)とは
ABBC Coin(ABBC)とは、安全な支払い取引を可能にするブロックチェーンプラットフォームです。
小売業界での仮想通貨の導入を促進しています。
具体的には、デジタル資産を使用したオンラインショッピングをエンドユーザーによってより安全で楽しい体験にすることができます。
プラットフォームは、3つの主要なサービスを提供しています。
①様々なネイティブ仮想通貨やERC-20トークンに加えて、ETH・BTCをサポートできるマルチプラットフォームウォレット
②50以上のオンライン小売店で仮想通貨を使用した決済を可能にするオンラインショッピングアプリケーション
③安全な取引と安価な取引手数料を提供する仮想通貨取引所
ABBX Coinは、当初Alibabacoinとして知られていました。
しかし、中国の多億隻電子商取引大手Alibaba社との確執を経て、2019年に名称を変更しました。
ABBC Coinの公式ホームページはこちらです。
創設者
ABBC Coinは、プラットフォームの現在の最高経営責任者(CEO)であるJason Daniel Paul Philip氏と、現在のCTOであるHasan Abbas氏によって共同設立しました。
Jason Daniel Paul Philip氏
Jason Daniel Paul Philip氏は、経験豊富なフルスタック開発者です。
JavascriptとC#の両方の専門家です。
ブロックテーンサービスのソリューションプロバイダーであるTNCグループでM&Aマネージャーも兼任していました。
熟練したブロックチェーン開発者です。
Hasan Abbas氏
Hasan Abbas氏は、オンライン上での存在感があまりありません。
そのため経歴も不明です。
現在
現在は、Arben Kane氏がABBCグローバル最高戦略責任者です。
また、SaaSベースのクリティカルイベント管理ソリューションのグローバルプロバイダーであるKontur社の創設者最高経営責任者(CEO)でもあります。
G.W Lee氏は、ABBC CoinのCSOです。
Zeeshan Javeed氏はABBC財団の技術開発とソリューションを主導しています。
ABBCのメンバー構成は次の通りです。
・ブロックチェーン開発者チームに23人
・マーケティングチームに15人
・ブロックチェーンセキュリティチームに4人
・財務チームに3人
特徴
オンライン販売
ABBCの主要なミッションは、ブロックチェーン技術の活用を通じて、迅速・安全・効率的なオンライン販売を促進することです。
チームによると、ABBC Coinの導入で小規模から中規模のマーケットプレイスは、決済処理手数料の削減ができます。
ABBC Coinが提供するグローバルマーケットへのアクセスという恩恵を受けることができます。
BTCのフォークとしてスタート
ABBCは、BTCのフォークとしてスタートしました。
しかし2019年にEOSIOブロックチェーンに移行しました。
EOSIOソフトウェアの中心的な利点は、利用可能な帯域幅がトークン価格に依存しないことです。
これは、ABBC Coinのようなプラットフォームをスケーリングするのに適しています。
ガバナンス
更に、ABBCはコミュニティガバナンスを通じて完全な地方分権化を実現することに重点を置いています。
※ガバナンスとは→仮想通貨における【 ガバナンストークンとは 】詳細まで分かりやすく解説
現在のチームに加えて、ABBC Coinトークンの保有者は、他の人が代わりに投票できるよう、委任可能な投票権を持っています。
ブロック生産者(BP)
ブロック生産者(BP)は、ABBCのガバナンス事項の提案に投票することができます。
ABBC Coinの開発を支援し、未来を形作ります。
ABBC Coinは、選ばれたブロック生産者(BP)に投票権を委任することにより、コイン保有者にABCプラットフォームの開発を管理する能力を付与するために作成されました。
BPは、ガバナンス事項の提案に投票することができます。
これらのガバナンス事項の提案には様々なトピックがあります。
例えば、戦略的パートナーシップの提供・新機能の導入・新しい地域へのABBCサービスの拡大などが含まれます。
この他に、ABBC Coinはオンラインショッパーのための報酬システムとして作成されました。
そのため、通常の報酬を得るためにステークすることができます。
DPoS
ABBCは現在、EOSIOブロックチェーンに基づいています。
これにより、エネルギー効率の高いDPoSコンセンサスメカニズムを採用しています。
※DPoSとは→【 DPoSとは 】メリット・デメリット/PoSとの違いまで分かりやすく解説
EOSIOブロックチェーン移行に伴いDPoSに移行しました。
そのため、元のProof of Workコンセンサスメカニズムよりも迅速に・効率的に取引を検証することができます。
また、ステーク加重投票制にすることで、コミュニティ主導のABBC Coin開発と成長を可能にしています。
ABBC Coinでは、トークン保有者は、上記にように、他のブロック生産者(BP)とのコンセンサスを達成する任務のあるBPに投票することができます。
それにより、ネットワークの安全性が確保され、有効な取引のみが検証されます。
コミュニティにブロック生産者を追加・変更・削除する投票権を付与することで、ABBCはネットワークの最善の利益のために尽力するであろうエンティティに飲み権限を与えられるチャンスをトークン保有者に付与します。
そのため環境にやさしいという特徴を維持しながら、毎秒最大5,000取引(TPS)を達成することができます。
供給量
ABBC Coinの総供給量は、1,423,973,934に設定されています。
ABBCは、トークン配布スケジュールがシンプルです。
トークン生成イベント(TGE)の際に生成されたトークンの割り当ては次の通りです。
・80%:投資家
・30%:プロジェクト作成者とチーム
また、2018年にICOを実施しました。
ABBC Coinを1トークンあたり0.00025BTCの価格で販売しました。
その結果、約350万ドルの資金調達をしました。
投資における将来性・まとめ
ABBCは、小売業界のオンライン販売を促進しています。
EOSIOブロックチェーンに移行したため、DPoSコンセンサスメカニズムになったことは長期的にみて良いですね。
ただ、オンライン販売の競合はちまちま存在するため、それらと比較してABBCでなければならない優位性を作り上げることができると良いですね。
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