今回は、仮想通貨「EOS」(EOS)ついて解説します。
EOSとは・創設者・特徴・供給量・上場している仮想通貨取引所・投資における将来性の順で説明します。
EOS(EOS)とは
EOSは、開発者が分散型アプリを構築できるように設計されたプラットフォームです。
つまりDAppsです。
EOSは2018年にローンチされました。
EOSの目標は、プログラマーがブロックチェーン技術を採用することを可能な限り簡単にし、ネットワークが競合他社よりも使いやすくするということです。
この目標を実現化するため、機能的なアプリを迅速に構築したい開発者をサポートするためのツールと様々な教育リソースを提供しています。
他にも、毎秒数十未満の取引数しか処理できない他のブロックチェーンよりも高いレベルのスケーラビリティを提供したりしています。
また、ユーザーとビジネス経験の向上を目指しています。
つまり消費者のセキュリティを強化し、摩擦を軽減しようとしていますが、企業の柔軟性とコンプライアンスの解放も目指しているということです。
EOSの公式ホームページはこちらです。
EOSの創設者
EOSプラットフォームはBlick.One社によって開発されました。
ホワイトペーパーはDaniel Larimer氏とBrendan Blumer氏によって執筆されました。
両者は現在でもBlock.One社のエクゼクティブメンバーであり、Blumer氏がCEOを務め、Daniel Larimer氏がCTOとして務めています。
Blumer氏は数々のプロジェクトに携わった起業家であり、初期ベンチャーの1つはビデオゲーム用の仮想通貨販売でした。
彼は香港でデジタル不動産会社 Okay.com社を共同設立しました。
Larimer氏はソフトウェアプログラマーであり、仮想通貨取引プラットフォームBitShares社とSteemブロックチェーンを含む一連の仮想通貨ベンチャーも設立しています。
両者は2016年に出会い、翌年2017年にBlock社を結成しました。
EOSの特徴
DApps
EOSはWindowsやiOSのようなオペレーティングシステムとよく比較されますが、EOSはネットワークを駆動させる仮想通貨です。
ネットワークは大勢の人々に使用されていたとしても、数百・数千にも及ぶDAppsの要求に対応できる能力があります。
並列実行とモジュラー・アプローチが効率性の向上に貢献しています。
投票システム
トークン所有者はブロック生産者に投票する能力だけでなく、プロトコルのアップグレードなどの他の事項にも投票することができる点も特徴です。
EOS保有者は検証を担当する代表者に投票することができます。
これにより大規模なコンピューティング能力とリソースを持つ人々によって小規模なマイナーが押し出されることを排除することができます。
EOSはBlock.one社のプロジェクトへ広範囲な関与自体がむしろ中央集権化につながっています。
しかしこれはブロックチェーンと仮想通貨が達成しようとする意図に反していると主張する人もいます。
PoS
EOSは委任されたProof of Stakeのコンセンサスアルゴリズムを使用しています。
これはLarimer氏によって考案されました。
PoWやPoS(詳細→仮想通貨における【 PoW・PoSの違い 】どちらが良い?)システムの欠陥を解決するためにつくられました。
EOSの供給量
EOSの総供給量は1.2億トークンです。
Block.One社は2017年にEOSのICO(詳細→仮想通貨における【 ICOとは 】歴史・機能・条件・規制・リスク/IPO・IEOとの違いまで解説)を1年にわたり開催しました。
この過程で総額402億ドルが調達されました。
しかし米国からの投資家は参加することができませんでした。
トークンがどのように配布されたかの内訳を見ると、10%は創立者に配分され、90%は投資家の間で分配されました。
Block.one社はこの額を即時に受け取ることはなく、この先の10年間にわたって分配されます。
EOSの上場している仮想通貨取引所
EOSは、Binance・Coinbase・Krakenなどの仮想通貨取引所に上場しています。
そのためこれらの仮想通貨取引所にて購入することができます。
投資における将来性・まとめ
EOSの特徴はDApps・プログラマーのブロックチェーン採用の容易化ですね。
時代の流れ的に追い風です。
しかし競合も多く存在するため、EOSでないとならない理由がもっと強固にあると安心ですね。
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