猫さんの皮膚【 皮膚炎とノミの違い 】写真付きでまとめ

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今回は、猫さんの「皮膚炎とノミの違い」についてまとめました。

実体験をもとに、写真付きで解説していきます。

中々似ている症状もあるため見分け方が難しいですよね。

そのため、視覚的な見分け方でない特徴も挙げていきます。

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白い粒・黒い粒

うちの猫さんは、皮膚上と毛の部分に、「白い粒(薄い)」と「黒い粒(胡椒のような粉のようなもの)」がありました。


実際の写真をご覧ください。

白い、皮膚の剥がれのようなもおがいくつかありますね。

これが、フケでした。



皮膚の中の方をめくってみると、皮膚上と毛に、黒い点々がついていることが分かります。

これが、猫ニキビ(ざ瘡)でした。


毛の表面には白い薄い皮のようなものが沢山見られました。

毛をかき分けて皮膚の表面を見ると、黒い粒々も沢山あることに気付きました。


ここで心配なのは、ノミかな!?皮膚炎かな!?ということです。

調べてみると、黒い物の場合は、顎であれば顎ニキビの可能性が高いですが、背中にある場合は高確率でノミであるとのことでした。本当にそうなのでしょうか?

そこで、それらの違いについてまとめていきます。

皮膚炎・ノミの見分け方

白い粒

卵のような形をしていたら、ノミの卵である可能性が高いです。

ノミの卵の場合は、卵のような形をしています。(楕円形のような形の縁取られている丸)

そして、ノミ自身の場合は、よーーく見るとノミだと分かることが多いです。(虫の形をしている)

そしてノミの場合は、肉眼で動いているのが見えます。


フケの場合は、薄っぺらい皮膚に見えます。

形も綺麗な丸ではないし、ジグザグのようで、平面である場合が多いため、立体的な綺麗な丸ではないです。

黒い粒

ノミがいる場合は、黒い粒は「ノミのフン」である場合が多いです。

ノミのフンかどうかの見分け方は水につけてみると分かるため、後程説明します。

取れにくさ

ノミの場合は、引っ張っても中々取れないことが特徴です。

卵の場合も同様です。

ただし、ノミのフンは取れやすいです。


フケ(や皮膚の落屑)だった場合は、擦ったりするとすぐに取れます。

皮膚から落ちてきたものが毛についているだけだからすぐに取れるのです。

ただ、フケであっても、脂肪性のフケだと、お風呂に入っても中々取れないことがあります。

掻痒感

ノミの場合は、非常に痒がります。

人間にノミがついた場合でも、痒いです。


ただ、乾燥により痒みが生じることもあるため、フケの場合でも痒がることがあります。

ただ、フケの場合は痒がるけどノミのように異様に痒がったりはしません。


ニキビの場合は、皮膚の英しえ状態がよろしくないと痒がることもありますが、滅多に痒がるものではありません。

水につけてみた時の色

これは黒い粒々での実験になります。

黒い粒がノミのフンだった場合、水につけると赤いピンクのような色になります。(ノミは血を吸うため、フンにも血が混ざっているから)


下の画像のように、水につけてみましょう。

無色透明です。

そのため、これは実際のうちの猫さんの皮膚から採れた粒なのですが、無色透明のままのため、ノミでないということが判明しました。

対策

ノミの場合

飲みは肉眼でも確認できるし、ノミだった場合は、害虫駆除薬を塗布しましょう。

市販にも販売していて購入できます。

受診して、獣医さんに駆除薬を塗布してもらうのが安全ですね。

ノミだった場合は駆除に時間がかかるからです。

フケの場合

フケの場合、猫さんがグルーミングがうまくできなかったりするとフケが生じてしまいます。

実際にうちの猫さんは、知覚過敏(詳細→猫さんの【 知覚過敏 】背中がクッパになってしまった/一生内服が必要な知覚過敏)もあり、背中のグルーミングができません。

知覚過敏だと背中のブラッシングもとっても嫌がるため、おやつをあげながらブラッシングしています。


そして皮脂性のフケの場合は、お風呂に入れて擦っても中々落ちないため、日常でのこまめなブラッシングが大切になります。

ニキビ

うちの子は、上記のフケとニキビ(ざ瘡)が背中に同時にできてしまいました。


これは、先ほど説明した知覚過敏に加え、骨瘤(詳細→【 骨軟骨異形成症(骨瘤)と診断された猫さん 】症状・経過・記録まとめ)もあり、体がうまく動かせないため

グルーミングできない箇所にダブルでできてしまいました。


背中にも、ニキビはできるそうです。

猫さんのニキビは顎にできる傾向もありますが、背中にもできます。

皮膚の清潔状態がよろしくないとニキビができてしまうため、これもまたこまめなブラッシングが大切になります。

まとめ

ノミの場合は非常に痒がりますが、乾燥している皮膚でも痒がることもあります。

皮膚の見極め方は中々難しいかもしれません。

そして、それ以外の症状がないかもよく確認してみてください。

そのため、心配であれば受診して獣医さんにみてもらえると安心ですね。

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