イーサリアムは2021年4月14日に「ベルリン」に大型アップデートされるということが発表されました。
進化するベルリンの内容に関して詳細に説明します。
現在イーサリアムは実用性があり今後も期待されているため価格は上昇し続けています。
しかしイーサリアムには問題点もあります。
そのため問題点を踏まえて説明していきます。
イーサリアム過去のアップデート
イーサリアムは、プルーフオブステーク(PoS)に向けて過去にアップデートを複数回実施されてきました。
これまでにイーサリアム2.0、コンスタンティノープル、イスタンブール、ミュアグレイシャ―等のアップデートが済まされている。
次のベルリンでは5つのEIPとしてアップデートされる予定です。
イーサリアムの問題点
主要問題は下記の2つです。
・現在のイーサリアムは処理がとても遅く処理性能が低い
・現在Defi・NFTの利用率上昇に伴い、イーサリアムネットワークのガス代が高い
現在のイーサリアムは処理がとても遅く処理性能が低い
具体的には、1秒間に処理できるトランザクションの数が少なく、イーサリアム上で稼働するアプリケーションが増加すればするほど遅くなってしまっているという状況です。
その対策として、1秒間に10万トランザクションを処理できるようになるOptimistic Rollupというプロジェクトが開発されています。
Web3.0を実現するイーサリアムはこの問題解決は非常に重要です。
具体的には、イーサリアムのレイヤー2ソリューションの有効なプロジェクトとされています。
そしてOptimismの開発するバーチャルマシンが導入されました。
その内容は、イーサリアム上で稼働するDefiプロトコルの(詳細⇒ 【 仮想通貨における「プロトコル」とは 】分かりやすく解説 )Synthetixというものです。
現在Defi・NFTの利用率上昇に伴い、イーサリアムネットワークのガス代が高い
Defiの詳細 ⇒ 【 Defi(分散型金融)とは 】分かりやすく解説
NFTの詳細 ⇒ 【 NFTとは 】分かりやすく解説
ちなみに世界一のNFTマーケットプレイスのOpenseaも、ガス代を意識せずにNFTの取引を可能にする仕組みを開発しています。
そのImmutable Xはイーサリアムブロックチェーンのプラットフォームでオフチェーン「ZKーrollup」を利用し送金を処理し、ガス代で毎秒9000回のトランザクションを処理できるようになります。
イーサリアムの今後
現在のイーサリアムは素晴らしい機能も多いですが上記の問題点があるのも事実です。
しかしこれまでのイーサリアムの問題点がベルリンとしてのアップデートで改善される予定です。
そのためイーサリアムの機能が改善されるということはイーサリアム自体の価値が上がるということです。
それに伴いイーサリアムの価格も上昇していくと考えられます。
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