今回は、「Synthetix（SNX）」について解説します。
Synthetixとは・創設者・特徴・供給量・仮想通貨取引所、の順で説明していきます。
Synthetix（SNX）とは
Synthetix（SNX）とは、分散型金融（DeFi）プロトコルで、さまざまな仮想通貨および非暗号資産へのオンチェーン・エクスポージャーを提供します。
このプロトコルは、Ethereum（ETH）のブロックチェーンに基づいており、ユーザーに流動性の高い合成資産（Synths）へのアクセスを提供します。
Synthsは、原資産を直接保有することなく、リターンを提供します。
このプラットフォームは、非ブロックチェーン資産を導入することで、仮想通貨の領域を広げ、より強固な金融市場へのアクセスを提供することを目的としています。
Synthetixの公式ホームページはこちらです。
創設者
このネットワークは、2017年にKarin Warwick氏はHavven（HAV）という名前で立ち上げました。
その約1年後、Synthetixにリブランディングしました。
Karin Warwick氏は、Synthetix社の創設者であり、blueshyft社の非常勤取締役でもあります。
Synthetixを設立する前、Warwick氏は他のいくつかの仮想通貨プロジェクトに携わっていました。
また、オーストラリア専用のライブオークションサイト「Pouncer」を立ち上げました。
プロジェクトのCEOであるPeter Mckean氏は、20年以上にもわたるソフトウェア開発の経験を持っています。
それ以前は、旧ICL（現富士通）でプログラマーとして働いていました。
Synthetix社のCOOであるJordan Monmtazi氏は、ビジネス戦略家・市場アナリスト・セールスリーダーとして、ブロックチェーン・仮想通貨・デジタルイベント・Ekoma -susisutemuno分野で数年の経験を有しています。
CTOのJustin J Moses氏は、元MongoDBのエンジニアリングディレクター・Lab49のエンジニアリングの副実務責任者でした。
また、Pouncerの共同設立者でもあります。
特徴
合成資産のためのプラットフォーム
Synthetixは、分散型取引所（DEX）兼、合成資産のためのプラットフォームです。
このプロトコルは、ユーザーが原資産を保有していなくても、Sysnthsを介して原資産に触れることができるように設計されています。
このプラットフォームでは、ユーザーが自律的にSynthsの売買を行うことができます。
また、Oracle（詳細→仮想通貨における【 オラクルとは 】特徴まで分かりやすく解説）というスマートコントラクトの価格配信プロトコルを用いて原資産を追跡します。
Sunthetixは、ユーザーが流動性・スリッページの問題なしに、Synthsをシームレスに取引することを可能にします。
また、第三者ファシリテーターも必要ありません。
SNXトークンは、ミントされた合成資産の担保として使用されます。
つまり、Synthsが発行されるたびに、SNXトークンがスマートコントラクトにロックアップされます。
ローンチ以来、このプロトコルはOptimistic Ethereumのメインネットに移行し、ネットワーク上のガス代の削減とオラクルレイテンシーの低下に貢献しています。
ステークプール
Synthetixには、ステークプールがあります。
保有者はSNXトークンをステークすることができます。
※ステーキングとは→【 Defiステーキングとは 】分かりやすく解説
SYnthetix取引所の取引手数料の一部を受け取ることができます。
PoS
SNXトークンは、EthereumのERC20規格と互換性があります。
SynthetixネットワークはProof of Stake（PoS）コンセンサスによって保護されています。
PoSとは→仮想通貨における【 PoW・PoSの違い 】どちらが良い？
Synthetixの保有者は、自分のSNXをステークし、ネットワークs手数料から報酬を得ることができます。
SNXのステーカーが報酬を得るためのもう1つの方法は、ステーク報酬と呼ばれるプロトコルのインフレ金融政策によるものです。
供給量
SNXの最大供給量は212,424,133トークンです。
シードラウンドとトークンセールの段階で、6,000万個以上のトークンを販売しました。
また、3,000万ドルの資金調達をすることができました。
ICO（詳細→仮想通貨における【 ICOとは 】歴史・機能・条件・規制・リスク／IPO・IEOとの違いまで解説）で発行された100,000,000コインのうち割り当ては次のとおりです。
・20％がチームとアドバイザー
・3％がバウンティとマーケティングインセンティブ
・5％がパートナーインセンティブ
・12％が財団
上場している仮想通貨取引所
SNXの上場している仮想通貨取引所は次のとおりです。
・Binance
・Coinbase
・FTX
・KuCoin
投資における将来性・まとめ
Synthetixとは、原資産を直接保有することなく、リターンを提供するというプラットフォームです。
しかしプラットフォームを利用する場合は、原資産を直接保有することなくリターンを受け取ることができるということは、それなりにリスクもあるということです。
そのリスクを引き受けられる場合のみ利用しましょう。
かなりのハイリスクだからです。
また、SNXトークンに関しては、Synthetixのプラトフォーム利益により左右されるため、Synthetixの売上高や純利益の経営実績を常に確認する必要があります。
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