今回は、FXの重要経済指標である「雇用統計」の発表直後の値動きについて解説します。
2021年11月6日での発表についてまとめます。
雇用統計の結果
雇用統計の結果は、21:30の非農業部門雇用社数変化をご覧ください。
農業部門の雇用統計もあるため、今回は非農業部門での発表でした。
結果は、予想値より良い結果となりました。
同時発表の失業率・平均時給に関しては、失業率は予想と比較して良くなったものの、平均値は前回と変わらないという結果でした。
直後の値動き
この結果に対するドル円の値動きを追っていきましょう。
発表直後の21:30は急上昇しましたが、その後暴落していくというチャートになりました。
そして1時間以降はレンジで落ち着きました。
雇用統計のような最重要指標では、発表後にしばらくそのトレンドに沿うことが多いのですが、
今回は、急上昇した後に暴落するという珍しいチャートになりました。
これはなかなか読みにくかったのではないでしょうか。
そこで大きな足で確認してみましょう。
これは日足です。
最近、ドル円が大幅な急上昇をたため、日足だと直近ではレンジになっていると分かります。
そこで、今回の雇用統計は良かったが、ここ最近の急上昇からの更に急上昇するという要素にはならなかったようです。
まとめ
今後は、日足レベルで最近どれだけ値動きがあったかを確認してからエントリーするようにしましょう。
大幅に値動きがあった後だと、同じトレンドではそこまで伸びないと考えられます。
しかし、長いレンジの後だったりすると、上昇か下降かを決める判断材料として捉えられ、大きく値動きが期待できると考えられます。
そのため、やはり日足レベルでの値動きを確認してからエントリーすることが望ましいです。
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