今回は、「個人消費支出」「製造業購買担当景気指数」「ミシガン大学消費者態度指数」「ISM製造業景況指数」のFX経済指標発表直後のドル円の値動きについて分析します。
経済指標発表の内容
2021年10月1日の経済指標発表内容は、こちらの画像の通りでした。
21:30に発表された「個人消費支出」は、良い結果と悪い結果が混在している状況でした。
その後のミシガン大学消費者態度指数はやや良い結果でした。
23:00に発表されたISM製造業景況指数は、前回値・予想値共に良い結果となりました。
※建設支出に関しては、経済指標の注目度が低く、乖離も大きくないため判断要素としては小さく、分析には反映させません。
発表直後の値動き
発表直後の値動きは下のチャートの通りです。
注目度の高い「個人消費支出」がやや良い結果だったのにも関わらず、価格は発表直後の21:30から下落していきました。
やく15分間下落した後は、レンジとなりました。
23時の経済指標が発表された後は、下のチャートのようになりました。
ISM製造業景況指数がやや良い結果となったのにも関わらず、今回も下落していきました。
テクニカル分析の要因も大きい
この時点での大きな足でのテクニカルでは、月足で見てもこのように高値のレンジラインに到達したばかりでした。
ここのレンジラインを上回るためには、相当な好材料が必要になります。
先程の直後のチャートを見ても分かりますが、大きな足でのレンジとなっています。
まとめ
今回の場合は、高音のラインに大きな抵抗があるため、経済指標で良い結果が出たとしても、相当な乖離でないと上回らなかった、という結果になりました。
今回の経済指標はやや乖離して良い結果だったため、要素としては不十分だった可能性があります。
そのため今後も、経済指標発表前に、
・大きな足でのテクニカル分析
・経済を変えかねない大きなニュースはないか
を確認してからポジションを持ちましょう。
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