今回は、FX経済指標「ISM製造業景況指数」発表後のドル円の値動きについて解説します。
2021年1月5日の実例をもとに解説します。
経済指標結果
経済指標結果は次の通りです。
ISMの結果は、前回値・予想値と比較して悪い結果でした。
発表直後の値動き
左側の0時以降のチャートをご覧ください。
発表直後は下落し、数分後に全値戻ししました。
全値戻しよりさらに上昇し、夜間はレンジとなりました。
変化があったのは日本時間の8時以降です。
大幅に下落し続け、欧州時間の16時頃にさらに暴落していきました。
そのため今回の経済指標結果は、直後でなく1日単位で下落していったと分かります。
テクニカル分析
日足をご覧ください。
116.353という高値をつけてからちょうど反発しそうなチャートでした。
しかし今回は、日足レベルの大きな足で反発していたため経済指標を機会にトレンドが変化したと分かります。
日足レベルでの下落だったため、経済指標結果が1日単位で反映されたと考えられます。
続いて1時間足のチャートをご覧ください。
レンジになりながら下落していることが分かります。
しかしやはり、日本時間より欧州・米国時間での値動きが大きいと分かります。
まとめ
今回のように、テクニカル分析で日足レベルで値動きしている場合は、経済指標も日足レベルで反映されることがあります。
また、経済指標直後は結果が反映されても、数分後にはまたテクニカル分析に沿った値動きに戻ることがあります。
その時は、スキャルでポジションを持つか、日足レベルでポジションを持つか吟味する必要があります。
またその際、損切りラインや単位なども変わってくるため、注意しましょう。
別日の値動き→【 個人消費支出・製造業購買担当景気指数・ミシガン大学消費者態度指数・ISM製造業景況指数 】経済指標発表直後の値動き
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