今回は、「Keep Network(KEEP)」について解説します。
Keep Network(KEEP)とは・創設者・特徴・供給量・投資における将来性、の順で説明していきます。
Keep Network(KEEP)とは
Keep Network(KEEP)とは、パブリックブロックチェーン上にプライベートデータを保存し、暗号化するための報酬付きのネットワークです。
※パブリックブロックチェーンとは→【 パブリックブロックチェーンとは 】仕組み・メリットデメリット・パーミッションドブロックチェーンとの違いについても解説
ネットワークは、キープと呼ばれるプライベートデータのオフチェーンコンテナで構成されています。
そしてKEEPワークトークンによって完全なパーミッションレスを実現しています。
KEEPは、ブロックチェーンの普及を妨げている最大の問題であるパブリックブロックチェーン上のデータは公開されているという問題を解決しています。
Keepによって、開発者は完全な分散型アプリケーションを構築できます。
〜KEEPのアプリケーションやツール一覧〜
・Keep Random Beacon
・tBTC -Ethereum上の分散型ビットコインブリッジ
・Keepトークンダッシュボード
・KEEPを管理・活用するためのインターフェース
・Keep Stats(統計)
・Keepとt BTCのネットワークのハイレベル統計
・All the Keeps
・Keepネットワーク上の全てのtBTCの貯金を監視するツール
Keep Networkの公式ホームページはこちらです。
創設者
Keep Networkは、以前ビットコイン報酬アプリFoldを設立した仮想通貨業界のベテランであるMatt Luongo氏とCorbin Pon氏によって2017年に設立されました。
Keepプロジェクトには、離散数学や暗号技術の経験を持つエンジニアやConsenSys創業時からのビジネスリーダーを含む20名以上のスタッフが参加しています。
Keep Networkの初期支援企業は、次の通りです。
・Polychain
・Andreessen Horowitz
・Draper Associates
・Paradigm
・Fenmushi
・A .Capital
・Collaborative Fund
・ParaFi
特徴
ビットコインブリッジ
イーサリアム上のビットコインブリッジであるtBTCは、Keepネットワーク上に構築された最初のアプリケーションです。
Keep・Summa・Cross-Chain Groupなどの団体が支援するオープンソースプロジェクトです。
イーサリアムのブロックチェーン上で行動するBTC保有者が、DeFiのエコシステムにアクセスし、ビットコインで収入を得ることを容易にしています。
Syvil攻撃耐性
Keepネットワークを検閲に強くし、パーミッションレスであることを可能にするSyvil攻撃耐性を提供しています。
※Syvil攻撃とは→【 Sybil攻撃とは 】仕組みまで解説
ネイティブトークン
KEEPは、配当とスラッシングという罰則規定を持つ、ネットワークのネイティブワークトークンです。
※ネイティブトークンとは→【 ネイティブトークンとは 】分かりやすく解説
KEEPは、以下の使用用途があります。
・ステーキングによりKeep Networkとt BTCの安全性を確保
・ネットワーク上でランダムビーコンとECDSAノードを実行
・フルノードの実行と同様に、tBTCを実行(KEEPのステーカーは、ETHをボンディングすることでt BTCの署名者として更に大きな役割を果たすことができる)
・ネットワーク上で作業することで報酬を得る
供給量
最大供給量は10億KEEPで固定されています。
Keep Networkは2020年にメインネットを立ち上げました。
そこで、10億KEEPトークンが生成されました。
投資における将来性・まとめ
キープネットワークは、パブリックブロックチェーン上にプライベートデータを保存し、暗号化するための報酬付きネットワークです。
DeFiであれば競合は多いですが、報酬付きネットワークは珍しいですね。
また、ビットコインのブリッジもできます。
ただ、報酬が欲しい場合はDeFiで代用できるし、これだけだと秀でた特徴が特にないため、強固な特徴があると投資において安心となりますね。
最近のコメント