今回は、仮想通貨における「LPトークン」(流動性プロバイダートークン)について解説します。
LPトークンとは
仮想通貨におけるLPトークンは、「Liquidity Provider Token」の略称です。
LPトークンとは、流動性マイニングを行う場合のLP(Liquidity Provider)のトークン(仮想通貨)のことです。
LPは日本語で「流動性提供者」という意味です。
そのためLPトークンは、「流動性提供者が流動性マイニングをしているトークン」という意味になります。
言い換えると、仮想通貨を預ける流動性プールの一部を所有していることの証明をしているということです。
LPトークンは、流動性プロバイダートークンとも呼ばれています。
流動性プロバイダーとは、DEXに仮想通貨を預けて、取引手数料を稼ぐ投資家という意味でも使われます。
流動性マイニングまたはマーケットメイクとも呼ばれています。
また、イールドファーミング(詳細→仮想通貨における【 イールドファーミングとは 】分かりやすく解説)では、この流動性マイニングのLPトークンをガバナンスコントラクト等にステーキングすることにより、報酬として仮想通貨を獲得することができる仕組みになっています
ユーザーがAMM型(詳細→仮想通貨における【 自動マーケットメーカー(AMM)とは 】分かりやすく解説/代表例Uniswap)のDEXに流動性を提供する対価として受け取ることができるということです。
AMMは例えば、Uniswapなどのことです。
これらの取引手数料は、金利建ての傾向があります。
利息は利用可能な流動性の量・流動性プール内の取引の数によって異なります。
Uniswapでは、獲得できる金利(利回り)が表示されていませんが、取引量とプールに預けられた流動性の量によって利回りは比例しています。
※その仮想通貨の種類にもよります。
LPトークンの目的・作成理由
LPトークンは、AMM型の分散型取引所が、流動性を確保するという目的で使われています。
なぜ流動性を確保したいかというと、DEXでユーザーが仮想通貨をトレードする際は、その仮想通貨が存在する流動性プールからトレードできる仕組みになっています。
そのため、流動性が低いと、トークンが不足してしまい、トレードが成立しなくなってしまうからです。
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