今回は、FX経済指標「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言」発表後の値動きについて解説します。
ドル円のチャートで解説します。
経済指標結果
2021年12日0:00のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言の結果は下の表の通りです。
また、値動きの分析のためにも、前日の11月30日の結果も一緒にご覧ください。
前日から見ていきましょう。
前日(2021年11月30日)の経済指標結果は、シカゴ購買部協会景気指数・ケースシラー米住宅価格指標数・住宅価格指数共に、やや悪い結果となりました。
2021年12月1日の、パウエル米連邦準備理事会(FRB)に関しては、景気を懸念する発言もありつつ、前回よりは景気的に良い発言をなさっていました。
そして同時間に発表された。消費者信頼感指数に関しては、予想値と比較してやや悪い結果となりました。
発表直後の値動き
まず、11月30日の先ほどの経済指標発表後の時間帯を見てみましょう。
発表の23時以降、ドル円は経済指標のやや悪い結果の通り、下落していきました。
そして0時のFRB発表直後に、急上昇していきました。
消費者信頼感指数もほし4つで結構注目度の高い指標はやや悪い結果でしたが、FRBの方が注目度が高いため、FRBの指標が優先されて急上昇したと分かります。
大きな足で分析
大きな足でも分析していきましょう。
3営業日前に、新たなコロナウイルスの種類により、ドル円は115円から113円台まで大幅下落しました。
そのため、FRBの発言を尚更皆が判断材料としていたことが値動きで分かります。
先日の大幅下落を一気に返還させた発表となりました。
まとめ
FRBは、英語に慣れていない日本人が全文読むのには時間がかかります。
そして、全文読み終えた頃には値動きを取り逃がしたりします。
そのため、FRBは、読み切るのであれば読む、読まないのであればエントリーしない、とハッキリさせる必要があります。
3営業日前の新型コロナ種類の懸念は大枠ファンダメンタルズでトレンドが形成されましたが、
本日に関しては経済指標通りの値動きとなりました。
そして、日足レベルで大きく値動きがあった後は、注目度の高い経済指標が更に大注目されます。
そのような時の経済指標発表直後は特に値動きが大きくなります。
そして、FRBの発言は、同時間の経済指標の何よりも優位になるため、同時間の経済指標は注目度が高かったとしてもあまり参考にはなりません。
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