仮想通貨【 Tezos（XTZ）とは】創設者・歴史・特徴・供給量・投資における将来性についても解説

今回は、仮想通貨「Tezos」（XTZ）について解説します。

Tezosとは・創設者・歴史・特徴・供給量・投資における将来性の順で説明します。

Tezos（XTZ）とは
Tezosの創設者・歴史
Tezosの特徴
Tezosの供給量
投資における将来性・まとめ

Tezos（XTZ）とは

Tezos（XTZ）とは、スマートコントラクトに基づくブロックチェーン上の仮想通貨です。

Tezosはより高度なインフラ提供を目指しています。

つまり、ハードフォークの危険のリスクがなく、時間の経過とともに進化し改善することができるということです。

ハードフォークに関しては、ビットコインやイーサリアムが何回か避けられなかった道です。

※ハードフォークとは→仮想通貨における【ハードフォークとは】ソフトフォークとの違いについても解説

XTZを保有していると、Tezosの開発者によって提出されたプロトコルアップグレードの提案に投票することができます。

このオープンソースプラットフォームは、「安全・アップグレード可能・持続性のある構築」を元につくられています。

スマートコントラクトの言語は、価値の高いユースケースに必要な制度を提供可能です。

Tezosのアプローチはヒューチャープルーフであり、最先端であり続けることを可能なためブロックチェーン技術の未来の発展に適応し続けることができます。

公式ホームページはこちらです。

Home | Tezos

Tezos is an open-source platform for assets and applications backed by a global community of validators, researchers, and builders.

Tezosの創設者・歴史

Tezosのホワイトペーパーを記載したのはAtthur Breitman氏です。

Satosi Nkamoto氏への敬意を込めてL .M.Goodmanというペンネームでホワイトペーパーを記載しました。

Atthur Breitman氏は、ビットコインの最大の失敗は、「ネットワークを使用するコミュニティからの貢献を招いたガバナンスプロセスの欠如・ブロックチェーンを通して新しいトークンを発行できなかったこと」と主張しています。

そして彼と彼の妻Kathleen氏は、Dynamic Ledger Solutions社というスタートアップを創設しました。

このスタートアップは、Tezosプロトコルの基盤となるコードを書くことを任務としています。

この会社はその後、Tezos財団によって買収されました。

2014年にTezosの技術に関するホワイトペーパーが公開されました。

その後遅延し、2018年にメインネットがローンチされました。

現在はネットワークに関する全ての知的財産をTezos財団が所有しています。

Tezosの特徴

投票による方向性の決定

ステーキングはブロックチェーン全体で共通です。

Tezosではこのプロセスに独自性を持っています。

参加者は8,000XTZを効果的にステークスルベーキングを通じてネットワークのガバナンスに関与することができます。

これは誠実に行動するための金銭的なインセンティブを生み出します。

ベーカーは、約23日かかる4ステップの手順で、ブロックチェーンのコードへ提案された変更に投票する任務を負います。

多数の参加者からサポートを受ける提案は、48時間のテストネットを通りますが、大多数によって支援されている場合は完全に実装されます。

大手企業に使用されたことがある

Tezosは、知名度の高い企業によって使用された経歴がある点でも特徴的です。

2020年、フランスの銀行大手Societe Generale社がこのブロックチェーンを中央銀行のデジタル通貨を試す計画に使用されることが発表されました。

BinanceやCoinbaseなどの大きな仮想通貨取引所も、Tezosステーキングのサポートを発表しました。

ユーザーは保有しているXTZに基づいて報酬を受け取ることができるということです。

PoS

TezosはProof of Stake（PoS）のメカニズムを採用しています。

PoSとは→仮想通貨における【 PoW・PoSの違い】どちらが良い？

誰でもバリデータになり、セキュリティデポジットを行うことによりネットワークの円滑な運営に貢献することができます。

誠実な行動を促すために、ブロックチェーン最善の利益のために働く人に報酬が与えられ、不正に行動する人はステークを完全に失うリスクがあります。

Tezosの供給量

Tezosのトークンセールは2017年に開催されました。

ICO（詳細→仮想通貨における【 ICOとは】歴史・機能・条件・規制・リスク／IPO・IEOとの違いまで解説）時、合計25,281BTCと＃61,122ETHが調達されました。

当時これは2億3200万ドルの価値があり、それまでに開催された最大のICOとなりました。

初期供給の80％が投資家に分配されましたが、20％はTezos財団とDynamic Ledger Solutions社の間で均等に分割されました。

メインネットのローンチは、XTZが未登録証券に相当すると主張した投資家からの一連の起訴によって遅延となりました。

最大供給量は設定されていません。

投資における将来性・まとめ

テゾスの最大の特徴は、投票によって方針が決定されるという点ですね。

管理者がいるわけではなく、トークン保有者により方針が決定されるということです。

管理者がいないため進化は遅いかもしれませんが、これからの時代的には適していますね。

しかしこの方針を採用している仮想通貨は複数あるため、非常に珍しいというわけではありませんが、投票による方針決定の行方を追っていきたいですね。

管理者がいるパターンと投票によって方針が決まるパターンでは今後どのような差が生じるのかを今後も確認していきましょう。