今回は、仮想通貨「iExec RLC(RLC)」について解説します。
iExec RLC(RLC)とは・創設者・特徴・供給量・投資における将来性、の順で説明していきます。
iExec RLC(RLC)とは
iExec RLC(RLC)とは、ブロックチェーンベースの分散型コンピューティングにおけるリードプロバイダーです。
ブロックチェーンは、人々が自分のコンピューティングパワー・アプリケーション・データセットを収益化できる市場ネットワークを組織化するために利用されます。
これは、クラウド コンピューティング リソースへのオンデマンド アクセスを提供することで実現しています。
iExecは、ビッグデータ・ヘルスケア・AI・レンダリング・フィンテックなどの分野のアプリケーションをサポートしています。
iExecは2016年に、新しいクラウドコンピューティングのパラダイムの創造を通じ、クラウドコンピューティングを再発明することを目的として設立されました。
そのため、iExecはマルチアプリケーション・フォールト耐性・マルチユーザー・仮想イメージへの展開・プライベートインフラ・データ管理・セキュリティなどの機能を実装したオープンソースのデスクトップグリッドソフトウェアであるXtrem-HEPに依存しています。
iExecの公式ホームページはこちらです。
創設者
iExec RLCの創業者は、Gilles Fedak氏でCEOも兼任しています。
iExecの研究を始める前は、INRIAで研究員として働いていました。
またUCサンディエゴで博士研究員として・パリ スー大学でATER(任期制助手)として勤めていました。
哲学とコンピューター科学の博士号を取得しています。
iExecの共同設立者は、Haiwu He氏でAPACの地域の責任者です。
それ以来は、中国かがくアカデミー教授・ENSリヨンのイノベーション移転研究エンジニア・iRentCPUの共同設立者・INRAの研究エンジニア専門家・Hohal大学の助教授などを歴任しました。
コンピューティング科学博士号を習得しています。
つまり、iEcexはデスクトップグリッドコンピューティングの分野でINRIAやCNESの研究をしてきたチームメンバーの成果を基につくられています。
特徴
コンピューティングリソースプロバイダー
iExecのネットワークは、コンピューティングリソースプロバイダーによって構成されています。
これらはiExecワーカーと呼ばれています。
ユーザーがワーカーになりたい場合は、自分のマシンを接続し、ネットワークにリソースを提供することでRLCトークンを受け取ることができます。
アプリケーションプロバイダーはアルゴリズムを収益化することができます。
貴重なデータセットを所有するデータプロバイダーは、iExecを通じてデータ利用することができます。
DApps・分散型クラウドインフラの提供
また、iExecは、DAppsとというブロックチェーン上で動作する分散型アプリケーションも提供しています。
※DAppsとは→仮想通貨における【 ダップス(DApps)とは 】分かりやすく解説
スケーラブル・安全・容易にサーバー・データセット・コンピューティングリソースにアクセスできます。
これら全てがEthereum上で動作します。
そのため、要求に応じて高性能コンピューティングサービスを提供できる仮想クラウド基盤を実現しています。
このように、iExecは、ブロックチェーンベースの分散型アプリケーションの振興クラスをサポートしています。
そして分散型クラウドインフラを通じて、コスト効率の高いハイパフォーマンスコンピューティングを実現します。
マシンへのアクセスが容易になることで、分散型クラウドはデータセンターの環境負荷を飛躍的に減少させます。
Proof of Contribution(PoCo)
オフチェーン コンピューティングでコンセンサスを提供するPoCo(Proof of Contribution)というコンセンサスプロトコルもあります。
このPoCoにより、外部のリソース提供者は、自分のリソースの使用がブロックチェーン上で証明されています。
PoCoの詳細→【 Proof of Contribution(PoCo)とは 】仕組み・PoCとの違いまで解説
供給量
RLCの最大供給量は、86,999,785トークンです。
投資における将来性・まとめ
iExecは、ブロックチェーンベースの分散型コンピューティングにおけるリードプロバイダーです。
このジャンルは、競合がそこまで多くはないですが、ちらほら存在します。
個人的には、エンジニアでもないためコンピューティングの仕組みの詳細が理解できていません。
そのため、実際に触れることができず優位性を体感できていません。
私の場合は自分の精通している得意分野にしか投資をしないと決めています。
したがって、このジャンルに詳しい方で、実際に体験してみて優位性を感じれたり、秀でた特徴があると認識できた場合は、投資するのもアリかもしれませんね。
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